見出し画像

【教採/東京/養護教諭】環境衛生検査の勉強~日常点検と臨時検査~


まだ見てない人はこちらを先に見てくれると、
理解がスムーズかもしれません。

さて、本題です。
今回のテーマは、日常点検ができるようになること、臨時検査が必要な場面とはどんなときなのか理解できることです。



★日常点検で覚えるべきこと★

下記ファイルに日常点検の項目と基準値を一覧にしました。
日常点検は、基本的に「五感で適切な環境か判断できるもの
と覚えておけば、
黄色ラインを引いた、遊離残留塩素関連以外は
一言一句覚える必要はありません。

そして、遊離残留塩素の基準値
・普通の飲料水が、0.1mg/L以上
・汚れている飲料水が、0.2mg/L以上
・プール水が、0.4mg /L以上 1.0mg/L以下
この3項目のみです。

最後にプール水について。
・遊離残留塩素の測定頻度

  プールの使用前
  プール使用中1時間ごとに1回以上

・透明度
 
プール水は、
 水中で3m 離れた位置からプールの壁面が
 明確に見える程度に保たれていること。

<おまけ>
遊離残留塩素の測定方法
↓下記の動画がわかりやすいので、参考に。



★臨時検査で覚えること★

<どんなときに臨時検査が必要か>
感染症又は食中毒の発生のおそれがあり、また、発生したとき。
風水害等により環境が不潔になり又は汚染され、感染症の発生のおそれがあるとき。
・新築、改築、改修等及び机、いす、コンピュータ等新たな学校用備品の搬入等により揮発性有 機化合物の発生のおそれがあるとき。


ここで"環境衛生検査"学習のポイント☝️をおさらい

①日常点検項目or定期検査項目の区別
②臨時検査が必要なときはいつか
③定期検査項目の実施回数、測定方法、基準値、事後措置の方法


ポイントを意識し、問題を解きながら記憶!!

ここからは実際の東京都の問題→解説で覚えていきます。

【ポイント①:日常点検項目or定期検査項目の区別】

問題
「学校環境衛生基準」の第5「日常における環境衛生に係る学校環境衛生基準」に照らして適切なものは、次の1~4のうちどれか。二つ選び答えよ。

1.飲料水の水質の基準として、水源が病原微生物によって著しく汚染されるおそれのある場合には、遊離残留塩素が0.2mg/L以上保持されていること

2.学校の清潔の基準として、教室、廊下等の施設および机、椅子、黒板等の教室の備品等は清潔であり、破損がないこと

3.換気の基準として、二酸化炭素は、1500ppm以下であることが望ましい。また、一酸化炭素は6ppm以下であること。

4.照度の基準として、教室及び黒板のそれぞれの最大照度と最小照度の比は、20:1を超えないこと。また、10:1を超えないことが望ましい。

答えは、1と2。
この問題は、
「日常点検は、簡単な方法で適切な環境か判断できるもの。=五感でわかるもの+遊離塩素の検査」
「定期検査は、専門機材等を使用し、計測することで得られる結果を基に適切な環境か判断するもの」
という大きな分類さえ理解していれば解ける問題です。

ここで重要なことは想像力です。
これは毎日できることかな?と考えると、日常点検項目と定期検査項目を丸暗記しなくても問題が解けちゃいます。
そのため、遊離残留塩素の測定方法をまだ見ていないという人はぜひ記事を戻ってチェックしてください。


【ポイント②:臨時検査が必要なときはいつか】

問題
「学校環境衛生基準」に関する記述として適切なものは、次の1~4のうちのどれか。

1.教室及びそれに準ずる場所の照度の下限値は、300ルクスとし、毎学年1回検査を行うものとする。

2.定期に行う検査の結果に関する記録は、検査の日から5年間保存するものとするが、臨時に行う検査の結果に関する記録は、検査の日から3年間保存するものとする。

3.プール水の遊離残留塩素は、0.4mg/L以上、1.0mg/L以下とし、1日1回測定するものとする。

4.机、いす、コンピュータ等新たな学校用備品の搬入等により揮発性有機化合物の発生のおそれがあるときは、臨時に必要な検査を行うものとする。

答えは、4。臨時検査をいつやるのかが分かれば、解ける問題。

臨時検査を行うのは、以下のとき。
⑴ 感染症又は食中毒の発生のおそれがあり、また、発生したとき。
⑵ 風水害等により環境が不潔になり又は汚染され、感染症の発生のおそれがあるとき。
⑶  新築、改築、改修等及び机、いす、コンピュータ等新たな学校用備品の搬入等により揮発性有機化合物の発生のおそれがあるとき。
⑷ その他必要なとき。

これは丸暗記しかありませんが、
適切な環境が保てないときってどういう時?と考えると、覚えやすいと思います。


以上。
久しぶりに私の復習。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?