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雨乞い。

疲れが身体にきて、心を侵食し、暗い暗い闇に私は落ちていく。
日々、私の頭は動き、止まることを知らない。
感情が鈍くなって、やっと
「あぁー、これちょっとまずいかも…」
と気付く。どうにかこうにか逃げたくて、自らもがき苦しんでみる。

ベッドに潜り込み深く沈む。
スマホではなく、自分を見つめる。
自分の呼吸に耳をすます。
それはとてつもなく重い時間で、思考の動きを止めようと、私は必死になって抵抗する。
自分の呼吸にだけ、集中する。

日々過ごしていると、他者に対して不満が生まれる。それを口にださず、ポジティブな方向へと変換させていく。それから自分の中へプラスとして落とし込む。だから知らず知らず、とてつもなく労力を使っていることに、感情が鈍くなりやっと気付く。

他者を嫌いになる前に…苦手でとどめるために…自分の視野を懸命に広げようとする。
今、私は流されてしまいたい。落ちた暗い闇の中、雨が降るのを1人、静かに待っている。

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