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【前編】高齢者が疲れやすい原因はエネルギー回路の問題がある。

『60歳からの健康学校』の栗原です。今回は高齢者の疲れやすさについて、お話したいと思います。

高齢者の疲れやすさに対して注目したことはありますか?

『年だからでしょー』

とか。

『身体が硬いからでしょー』

とか。

『ゆっくりな動きだからでしょー』

とか。

ほんわか考える事はあるかと思いますが、もう少し深く掘り下げて考えてみましょう。前編ではエネルギー回路から見たお話をします。前置きとして‼️
高齢者は身体が固くなっていることが多い。を、前置きにさせていただきます。

勿論、身体柔らかい方もいます。今回は一先ずそこは置いておきます。

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高齢者になると身体が固くなりますね。
これは以前お話させてもらったので割愛します。

身体が硬くなると動きが遅くなります。
これがポイントなのです。

身体を動かすにはエネルギーが共有されます。

身体を動かすには脳から指令を送り神経が伝達し、活動電位が流れ筋肉を動かしています。

この時エネルギーが発生しています。

ここから少し専門的な話になります。ですので分からなかったら、ふ~んと思っていただけれだOKです‼️

エネルギーは時間によって使われるエネルギーが違うのです。

軽油なのか、ガソリンなのか、ハイオクまたは電気なのか。

というように身体を動かす時間によってエネルギーの質が変わってきます。

かなり簡略化しますが、下記のようなイメージです。

①一瞬の力/フォスファゲン機構
1秒~5秒

②高強度な運動
早い解糖系/9秒~45秒

③高強度~中強度
遅い解糖系/45秒~120秒

④中強度~低強度
酸化系/2分~

このようになります。
例えば一瞬で立ち上がる動作や、短い階段の登り。などは一番上のフォスファゲン機構のエネルギーが使われます。
短いエネルギー回路です。

若者の場合、立ち上がり動作や、短いくらいの階段ですとこのエネルギー回路ですが、ゆっくり動く高齢者はどうでしょうか?

きっと、②に属します。早い解糖系です。
この解糖系の特徴はその人物にとって運動レベルが高い状態が続くと乳酸が溜まってしまうのです。

身体固く、ゆっくりと動く高齢者にとって立ち上がり動作は運動強度が高いです。
すると、エネルギー回路はフォスファゲン機構ではなく、早い解糖系になるのです。

これが疲れる要因なのです。

運動すると乳酸が溜まり、足や手が上がらない状態になったことはありますか?まさにその状態です。

高齢者はそれなのです。【全員ではないです】

また直ぐに乳酸が溜まりやすい身体になってしまうので、身体も重く感じます‼️

だからこそ、分かることがありますよね。

高齢者は本当に疲れていると。

この続きほ後編です。

また次回も宜しくお願い致します‼️

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