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ばあちゃんのクリスマス プレゼント!!【ばあちゃん伝説③】


※この話しは、過去に書いたものです!!そして、俺がガキの頃の今は亡きばあちゃんとの想い出です!!



merry Christmas !!
みなさん、素敵なChristmasを!!🌠


幼い頃、クリスマスと言えばばあちゃん家で迎える事が多かった。



そんなある年のクリスマスの数日前、俺はばあちゃんに、「サンタさんは俺が欲しいクリスマスプレゼント知ってるかなあ?」



と聞くと「何でそんな事聞くんだ?」と言う。



「ばあちゃん家に居るときは何時も俺の欲しいものが貰えないもん」と言うと「そうか、hiroの欲しいものは何だ?」と聞いてきた。



俺は「それは内緒だよ!」と言った。



「そうかい、それじゃサンタさんも解らんな!」とばあちゃんが言ってきた。



「えっ、じゃあばあちゃんに言えばサンタさんも解るの?」と聞くと



「ああ、そうだよ」とばあちゃんが言う。



そこでちょっと俺は考えた。そして俺はばあちゃんに「そういう事は、誰にも言わずにサンタさんにお願いするんだって母ちゃんが行ってたよ!」と言うと



ばあちゃんが「お前の母ちゃん、そんな事行ったのか?それは違うんだよ!ガハハハハハハ!」と大笑いして「hiro、いいか人もサンタさんも一緒でな、言わんと解らんな!うん!」と今まで大笑いしてたのに急にマジな顔になるばあちゃんだった。





この時俺は、サンタさんにウルトラマンとバルタン星人とゼットンの人形が欲しいとお願いしてた。ちなみにこれはその前の年も同じお願いをしてた。



その年もばあちゃん家にいて、サンタさんがくれたのは、ばあちゃん家の仏壇に供えてあったお菓子だった。



でもばあちゃんは、「そのお菓子は仏壇に供えてあったお菓子じゃない、サンタさんが持って来たんだと」と言い張った。



そして「サンタさんも忙しくて、hiroの欲しいものを間違えたんだ!まあ、貰えたからヨシだ!ガハハハハハハ!!!!!!!」と大笑いして済ませた。




この年こそ俺の欲しいものが絶対欲しいと思った俺は、ばあちゃんに欲しい物を話した。



「そうかい、ウルトラマンと何だっけ?ちょっと多過ぎてサンタさんも困るなあ!どれか一つはくれるんじゃないか?」



そう言って不気味な笑みを浮かべてた。


そして当日の夜、俺はソワソワしてなかなか眠れなかった。



ばあちゃんが「早く寝ないとサンタさんは来ないよ!」と意地悪そうに言った。



そう言われながら俺は、知らないうちに眠ってた。



翌朝、目覚めると枕元にプレゼントがあった。俺は、喜んで走り廻った。



そしてプレゼントの包み紙をそーっと開けた。



すると、やっぱり仏壇に供えてあったお菓子が出てきた。それと箱に入ったウルトラマンのお菓子が入ってた。



「えーっ違うよ、サンタさん!ウルトラマンの人形だってお願いしたのに!」と俺は、機嫌悪くなった。



「あっ、hiroどうした、ウルトラマン入って無かったか?確かサンタさんが入れたって言ってたけどな‼️」ばあちゃんが優しく聞いてきた。



俺は何も言わずに黙っていた。



「hiro、ウルトラマンのお菓子じゃ無かったのか? それはきっとサンタさんも忙しくて間違えたんだな、許してやれ!ガハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と又、大笑いした。


俺はふてくされて、外に飛び出した。


その日は近所の友達も居なくて、1日1人で遊んで過ごした。



その日の夕方、ばあちゃん家に帰ると食卓のテーブルに大きな白い箱が置いてあった。



「ばあちゃん、これ何?」と夕飯の準備をしてるばあちゃんに聞くと「そのままちょっと待て!」と言われてしばらく待った。



そのうち旨そうな匂いがしてきた。



「はい、お待たせ!」と言って運んで来たのはばあちゃんにしては珍しい揚げ物それも唐揚げ、🍤エビフライ、豚カツが勢揃いした。



そして、じいちゃんも帰ってきて驚いて「おい、こんなにたくさん誰が食うんだ!」ってじいちゃんが怒鳴る位たくさんあって俺も驚いた。



「みんなで食べるんだよ!あっ、3人しかおらんか?ガハハハハハハ!!ガハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と大笑いしながら「ヨシ!これ開けるか!」と言って大きな白い箱を開けた。



何とそれはバタークリームのクリスマスケーキ🍰だった。



「これ、全部ばあちゃんからクリスマスプレゼントだよ!ガハハハハハハガハハハハハハガハハハハハハ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」と満面の笑顔で言うばあちゃん。



🍰ケーキは多分、一番デカイサイズだと思う。俺にはそれくらいでかく見えたケーキだった。



やっぱり、ばあちゃんの料理、それもクリスマス仕様のは最高に旨かった。



あれだけ機嫌悪かった俺が、いつの間にかスゲー笑顔になってた。



たらふく飯食って、ケーキ🍰に🕯️ロウソクを立てて火を付け電気を消して「メリー クリスマス!!だなぁ」とばあちゃんの掛け声で俺がロウソクの火を吹き消した。





ばあちゃんとじいちゃんと俺の3人で自然と👏拍手をして3人共最高の笑顔で、忘れられないクリスマスになった。



もう、この時既にウルトラマンの事は俺の頭の隅っこにも無かった。



これが、ばあちゃんのクリスマスプレゼントだった。と同時に俺は生まれて初めてクリスマスパーティーをした。



今さら遅いけど、ばあちゃんありがとうね。ばあちゃんは俺のサンタさんだったんだね!ホントに嬉しかったよ!嬉しすぎたよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!。(*^▽^*)!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



この時俺は、まだ、幼稚園児でこの2年後俺は唐揚げがてか、鶏肉が食えなくなった。



その事は又、気が向いたら書きます。😁



このばあちゃんのクリスマスプレゼントは俺にとって、一生涯忘れられない大事な想い出になった。



と言うのも、クリスマスの日、12月25日は後にこのばあちゃんの命日になったので毎年、この時期になると俺は、ばあちゃんの事を思い出すんだぁ!!



ばあちゃんが天国に旅立った日に、みんなで集まれたよ!それでね、悲しかったけどばあちゃんの想い出ばなし、おもしろい事ばっかだから、みんな笑顔になったよ!ごくごく自然にね!これもばあちゃんのクリスマスプレゼントかなぁって思ったんだ。






ばあちゃん、ホントにね、ありがとー!!!!!!!!
あっ、俺が鶏肉食えなくなったのはまだこのあとのことです!!




最後までお付き合い、ありがとうございました。😁








終わり





【笑顔STA日記部】








笑顔!!


STA!!
































by
Merryhiro




















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