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予定を入れるのが嫌。時々予定をたてる。

20代の頃の私は、休日に予定がないと、自分だけ社会から取り残されている気持ちになり、片っ端から連絡をとりスケジュールを埋めていた。

今は、休日に予定がびっちり入っているとストレスを感じる。
それどころか、何か約束した時は喜んで予定をたてたにも関わらず、前日になると、「明日はゆっくりしたかった」「行くのが少し憂鬱」と言った気持ちになったりする。
その時は、楽しそうだと思ったことの興味が薄くなった、その時のノリで約束してしまった、拘束されている感じがする、約束の日までのスケジュールが多忙で疲れている、理由ははっきりしないけれど憂鬱だ、などいくつかの理由がある。

先日、髪を切りに行ったときに美容師さんが、「20代の頃は、予定がないことが不安で、予定を入れて寝る間も惜しんで遊んでいたのに、今は予定を入れるのが嫌なんですよ。この変化って何でしょうね」と、同じことを話していた。

美容師さんを見て思ったのは、20代のあの頃と違って、今は満たされているというのも理由の一つだろうと思った。

20代の頃は、仕事や将来、何だかはっきりしないものに不満を感じたり、まだまだと上昇しようと思う気持ちもあり、それがエネルギーにもなっていた。
今は20代の頃と比べると、生活が安定し、今の生活に少なくとも大きな不満はない。家族に囲まれ、仕事も順調。
小さな不満やストレスは抱えていても、20代の頃のふつふつした感じとは違うのだろう。

遠方に住んでいたりすると、約束をしていないと会えない人もいる。
なるべくだったらストレスなく生活したいが、時々心のストレッチと思って、予定をたててみる。



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