町屋ラボ

町屋ラボは、小須戸の町屋の研究所。空き家だった町屋を開き、空間を整え、活用することで、…

町屋ラボ

町屋ラボは、小須戸の町屋の研究所。空き家だった町屋を開き、空間を整え、活用することで、建物や地域の可能性を広げるための研究・実験を進めています。 小須戸ARTプロジェクト、町屋でフリマ等。 https://kosudoart.com/

マガジン

  • 小須戸ARTプロジェクトのこと

    小須戸地域で開催している小さなアートプロジェクト「小須戸ARTプロジェクト」について。これまでの開催記録とこれからのことなど。アート、アーティスト・イン・レジデンス、アートとまちづくりに関心のある方はどうぞ。

  • 町屋ラボ リノベの記録

    空き家だった小さな町屋のDIYでのリノベーションの記録(主に2018年に実施した作業の備忘録的な)です。町屋や古民家のリノベーション、DIY等に興味のある方はどうぞ。

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町屋ラボ -小須戸の町屋の研究所-

小須戸の町屋の研究所、町屋ラボ。 2018年に古く傷んだ1軒の空き家を借用し、「町屋ラボ」と勝手に名付け、アーティストと地域住民とでDIYでリノベーション。「小須戸ARTプロジェクト2018」の一環で公開しました。 以降もDIYを続けながら、ゆるゆるとアートやまちづくり的な活動で活用しています。 そんな町屋ラボに興味を持っていただいた方に、自己紹介も兼ねて 小須戸ってどこ? 町屋って何? 町屋ラボってどんな建物? と言うお話を。 小須戸のこと町屋ラボが建つ新潟

    • 小須戸ARTプロジェクト2024、参加作家の活動紹介

      小須戸ARTプロジェクト2024は、新潟県新潟市内、小さな町の小さなアーティスト・イン・レジデンス事業です。 今年も3名の参加作家が決定、先月の投稿でそれぞれの作家のプロフィールや活動プランを簡単に紹介したところです。 8月になり、作家が次々に地域を訪れ、それぞれの活動を進めていきました(現在活動を進行中の方もいます!)。 今回は、3名の参加作家の活動の様子をお知らせしたいと思います。 光延 咲良 Mitsunobu Sakura長岡市在住の光延咲良さんは、8月10日

      • 小須戸ARTプロジェクト2024 参加作家決定!

        小須戸ARTプロジェクト2024の参加作家が決定しました。 今回は過去最多となるご応募をいただき、選考を行った結果、新たに2名の参加が決定しました。昨年度リサーチ参加の大川さんを含め、今年度は3名の作家が地域で活動することになります。 大川 友希 Okawa Yuki2023年度リサーチ参加 滞在予定期間:8月25-26日、9月後半~10月5日 2012年愛知県⽴芸術⼤学/彫刻専攻卒業。古着や布を素材に記憶や時間をテーマに作品を制作。 近年では、古着を⽤いたワークショ

        • 小規模AIR:小須戸ARTプロジェクト2024 参加アーティストの公募を開始!

          町屋ラボを拠点に年1度開催しているアーティスト・イン・レジデンス事業「小須戸ARTプロジェクト」を今年度も開催する予定です。 事業実施にあたって、参加アーティストの公募を開始しました。 詳しくはプロジェクトのWebサイトに掲載していますが、こちらのnoteでも、告知させていただきます。 公募の趣旨小須戸ARTプロジェクトは、2012年の水と土の芸術祭をきっかけに始まった、アーティスト・イン・レジデンスを中心としたアートプロジェクトです。 これまでに延べ20名以上の公募に

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        • 小須戸ARTプロジェクトのこと
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        • 町屋ラボ リノベの記録
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        記事

          イベントを開催すれば商店街は活性化する? -町屋ラボ5月の活用に思うこと-

          2024年5月、町屋ラボでは、貸館事業の音楽ライブ、主催事業のフリマイベントを開催しました。 イベントは盛況で、参加者の満足度も高かったと思いますが、開催前後に他の町で商店街活性化に関わる方や、もちろん地域の方も含め、いろいろな方からいろいろな話を聞き、少しモヤモヤがありました。 2つのイベントを紹介しつつ、町中でのイベントに関するモヤモヤについて、考えたことをまとめておきます。 2つのイベントの紹介じぇんつー おおよそ新潟投銭ライブ 5/13(月)の夜、ハンドパンと

          イベントを開催すれば商店街は活性化する? -町屋ラボ5月の活用に思うこと-

          町屋でフリマ2024春 開催決定!

          フライヤーデータが完成!何だかんだで恒例となってきた「町屋でフリマ」、2024年春の開催が決定しました! 出店希望者が多く、前回に引き続いて町屋ラボと町屋ギャラリー薩摩屋の2カ所の町屋を会場に開催します。 フライヤーができたので、まずはこちらをご覧ください。 出店者の紹介 -町屋ラボ町屋ラボでの出店者は、概ねいつものメンツです。 ご近所さんで集まって始めたイベントなので、毎回ご参加いただいている方が多いです。 それでは、紹介開始! CAFE GEORG 6月に期

          町屋でフリマ2024春 開催決定!

          小須戸縞をめぐる物語

          小須戸地域の伝統織物である小須戸縞。 かつての新潟の田んぼは沼地のようで、地図にない湖などとも呼ばれていました。 そうした田んぼでの農作業にあたり、ヒル除けとなる藍染めを基本にした木綿縞が農作業着の生地として重宝され、盛んに生産されていました。小須戸の他、周辺では亀田縞、加茂縞、葛塚縞などの木綿縞が作られていたようです。 しかし小須戸縞は、織機の供出や化学繊維の普及の影響を受け、戦後に商業生産が途絶え、今ではその存在すらあまり知られていません。 かつては200戸以上の

          小須戸縞をめぐる物語

          小須戸ARTプロジェクトが紹介された書籍の紹介

          今回は、小須戸ARTプロジェクトについて紹介いただいた書籍を紹介します。少し前ですが、大阪市立大学大学院都市経営研究科准教授の吉田隆之先生の著書、「芸術祭と地域づくり “祭り”の受容から自発・協働による固有資源化へ」です。2019年10月初版発行となった書籍の中で、取り上げていただきました。 書籍で取り上げられた理由とその内容 吉田先生が初めて小須戸を訪れたのは2015年のこと。水と土の芸術祭2015が開催される中、小須戸にも立ち寄られたのでした。その後何度かリサーチにお

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          建物の歴史は家族の歴史 -町屋ラボの昔の使われ方についての記録-

          1月28日(日)、新潟大学の学生さんが、町屋ラボの実測調査をしていきました。 昨年末頃から小須戸の町屋を数軒調査しており、町屋ラボの調査もその一環です。調査している学生さんは、研究の主旨として、建物の寸法を測るだけでなく、改修の履歴も確認したいとのご希望でした。 そこで当日は家主さんにも立ち会っていただき、住まわれていた当時の建物の使い方についてもお話を伺いました。そのお話を、記録としてまとめておきます。 家主さんがこの建物で暮らしたのは30年ほど前までで、昔は5人以上

          建物の歴史は家族の歴史 -町屋ラボの昔の使われ方についての記録-

          アート、フリマ、DIY…2023年の活動振り返り

          2023年も残りわずか。 今年も町屋ラボを拠点に様々な活動を行いました。 この1年を振り返りつつ、記録としてまとめておきます! アートの取り組みほしぷろ「なめとこ山の熊のことならおもしろい」 2023年に入って最初の活動は、演劇公演に関する相談から始まりました。 小須戸から車で1時間30分ほど、福島県の西会津町で2022年に出会った俳優の瀧澤綾音さんから、「自身の出身地である新潟市で演劇公演を行いたい」と、ご相談いただいたのです。 関係者での相談、現地の下見、調整・検討

          アート、フリマ、DIY…2023年の活動振り返り

          小さな町の小さなアートプロジェクト・小須戸ARTプロジェクト2023振り返り

          2023年11月5日(日)、約1か月の展示公開期間が終わり、小須戸ARTプロジェクト2023は無事閉幕しました。ご来場いただいた皆様、ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。 今年度のプロジェクトも一段落したところで、取り組みを通して起こったことや、達成できたこと(成果)や達成できなかったこと(課題)等を、整理しておきたいと思います。ご興味をお持ちの方は、お付き合いください。 2つの作品の制作・展示今年度のプロジェクトでは、三本木歓(現代美術作家)、髙橋キャス(イラストレ

          小さな町の小さなアートプロジェクト・小須戸ARTプロジェクト2023振り返り

          小須戸ARTプロジェクト2023 作品公開を開始!

          小須戸ART プロジェクトは、全国公募で選ばれたアーティストが地域に滞在し、地域資源の調査やそれをもとにした創作活動に取り組むAIR(Artist In Residence:アーティスト・イン・レジデンス)事業です。 10月7日(土)午前10時から、今年度のプロジェクト参加作家2名が制作した作品の公開を開始しました。当日は町屋ラボ、旧木山屋倉庫の2つの会場に作家が在廊して、来場された方々に作品の解説などを行いました。 また、午後1時からは、作品解説ツアーとして、参加された

          小須戸ARTプロジェクト2023 作品公開を開始!

          小須戸ARTプロジェクト2023 参加アーティストの活動紹介

          小須戸ARTプロジェクトは、全国公募で選ばれたアーティストが地域に滞在し、地域資源の調査やそれをもとにした創作活動に取り組むAIR(Artist In Residence:アーティスト・イン・レジデンス)事業です。 2023年は3名のアーティストが参加し、うち2名が地域での成果発表に取り組みます。作品の鑑賞やアーティストとの交流を通して、アーティストの目に映った地域を感じ、楽しんでみませんか? ​主催:小須戸ARTプロジェクト実行委員会 助成:公益財団法人内田エネルギー科

          小須戸ARTプロジェクト2023 参加アーティストの活動紹介

          小須戸ARTプロジェクト2023 参加アーティスト決定!

          町屋ラボを拠点に実施しているアーティスト・イン・レジデンス事業「小須戸ARTプロジェクト」では、7月17日締め切りで2023年度の参加アーティストの公募を行いました。 締め切りまでに多くの魅力的な制作・リサーチプランのご応募がありました。ご応募いただいた皆さま、公募の周知にご協力いただいた皆さま、ありがとうございました。 その後、応募プランを基に選考を行った結果、高橋キャスさん、大川友希さんのお二人が新たに参加することが決まりました。 これにより今年度のプロジェクトには

          小須戸ARTプロジェクト2023 参加アーティスト決定!

          町屋ラボ リノベの記録その6 板の間を立体造形・作業スペースに

          前回は8畳の和室を改修する様子を紹介しました。 今回は道路に面した6畳の板の間の整備の様子です。ついでに玄関周りについても少し紹介しています。 6畳板の間の整備改修前の様子 さて、今回もまず部屋の様子の確認から。 玄関を入ってすぐのこの部屋。 道路に面してガラスの建具で仕切られていて、カーテンを開ければ明るい光が入ってきます。 桶を作っていた頃は、ここが作業場だったようです。 その後クリーニングの取次ぎなどをした家の痕跡も残ります。 床板の塗装 モノを整理して掃

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          町屋でフリマ 昭和レトロな雑貨販売やご近所さんが出店する手作りイベント

          町屋ラボ活用の一環で、年2回ほど 「町屋でフリマ」というフリマイベントを開催しています。 今回はこの「町屋でフリマ」のご紹介します。 町屋でフリマ始めた経緯 最近、「昭和レトロ」がちょっとしたブームのようです。 町屋ラボの空間にも、レトロな雑貨がよく似合います。 管理人の実家は廃業した金物屋なので、 昭和中期から平成初め頃までの色々な雑貨の在庫品がありました。 「町屋でフリマ」は、それらを整理しつつ 必要な方にお譲りするイベントとして始めました。 実家の不要な在庫品

          町屋でフリマ 昭和レトロな雑貨販売やご近所さんが出店する手作りイベント