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自分の棚卸

さて、初めてのブログ記事を書くにあたって、何について書こうかな、と悩んでいました。金融や経済、資源・エネルギー、ランニングや読書、ワークライフバランスなど、今後書きたいと思う分野はたくさんあるのですが、どこから手をつければいいのか、、、でも、ひとまず、自分のこれまでの社会人経験を棚卸し自己整理しようと思います(というか、とりあえずの時間稼ぎです)。

新卒での仕事

わたしは大学を卒業し、新卒で体育会の建設業界に入社し、営業部署に配属されました。体育会と建設業界、営業というキーワードからは、何やらハードなイメージが広がるかもしれませんが、実際の現場は想像以上でした。平日は早朝7時半に出社し、夜は23時まで働くことが当たり前。週末も仕事が待っていましたし、飲み会は欠かせず、途中で抜けても仕事に戻るのは日常茶飯事でした。ただ労働時間が長いだけでなく、仕事の内容も非常に濃密でした。営業として、社内の法務や財務、エンジニアなどの専門家をまとめて提案書を作成したり、客先との打ち合わせの際にはアフリカや中東のお客様やパートナーとの連携を取るなど、毎日が目まぐるしく過ぎていきました。朝、アパートを出る一歩が踏み出せない日もありましたし、うまくいかない仕事によって社会人としての自信が揺らぐこともあり、昼間であっても社内のトイレで1人涙を流す日々も経験しました。こんなことを書いていますが、お世話になった上司や尊敬できる同僚にも多く恵まれ、新卒で入社することができて良かったなと思います(洗脳されていると思われるかもしれませんが笑)。

キャリアチェンジ

良くも悪くも充実している中で、入社から5年が経ち、建設業界から国際協力の業界へと転職を決意しました。転職の面接では、自分の経験や原体験を熱く語ったのを覚えております。幼少期のボランティア活動や東南アジア旅行、そして途上国でのビジネス経験を通して感じたこと、思い入れを伝えました。その結果、無事転職が決まりました。

ただ、今実際に志望動機を振り返ってみると、また違った視点で物事が見えてきます。単に違う業界を経験したかったのかもしれません。あるいは、何となく目にしたドラマを通して公的な仕事に携わる意義に感銘を受けたのかもしれません。または、もっとゆるい業界に転職したかったのかもしれません。こう見るとどうも後ろ向きな理由が見え隠れしますね笑。

人間は最初に決断することは一時的な熱意で思い切った決断をしますが、一度立ち止まって考えることは自分の本心と向き合えるのかもしれませんね。ただ、こういった棚卸をすることで、自分の本音と向き合え少しでもあのときこうしていれば、といった後悔を前倒しすることができますね。もちろん、本当に計画性がある人はそもそも決断の都度、こういった棚卸をするのでしょうが、残念ながら私は能力的にも性格的にもできそうにありません。

キャリアチェンジをして実感した自分の力不足

さて、安易な気持ちで転職を決意した私ですが、転職当初は本当に苦労しました。建設業界での経験や知識は、転職先でも活かせる部分がありましたし、同僚からも頼りにされることもありました。しかし、当然に不足している部分も多くありました。

例えば、途上国援助を行うためのマクロ経済的な知識や国際援助のフレームワーク、官公庁との折衝等々(これらについては追々ブログの中でも書いていければと思います)。以前の職場では考えもしなかったような視点やスキルが必要で、初めは戸惑いましたし、今も手探り状態です。転職前には公的機関で働くことについては当初、ある種の特権や優位性を持っていると思っていましたが、実際にはそうではありませんでした(公的機関に勤めている皆様、申し訳ございません!)。

今の自分

そうして、転職してから早や5年が経ちました。この間には、東南アジアを中心とした国の新規プロジェクトの形成に携わったり、海外事務所での駐在経験や大学院留学、官公庁出向など、様々な経験を積むことができました。もちろん、すべてが順調だったわけではありませんが、“どうせやるなら、楽しんで”、“どこにいったかではなく行ったところで何をするか”をモットーに、何とかキャリアを前に進めることができました。

今後

正直に言うと、私は将来のキャリアについて全く見通しが立ちません笑 家庭を持つ身として、以前のように自分のことばかりを考える遮二無二な時間はありませんし、そもそも望んでおらず、将来の方向性は、何となくの運命に任せるしかないのだろうなと。

しかしながら、私がどこへ進むにせよ、これまでの経験や知識、そして持っている価値観が、私の土台となることは間違いなく、だからこそ、日々の生活の中でどのような場所にいようとも成果や信頼を築くためには、日々、勉強や努力を怠らないことが重要だと思っています。他人や偶然の流れに身を委ねることは仕方ありませんが、自分がコントロールできる部分についてはしっかりと準備をすることが肝心だと今は思っています。このブログでは、そんな日々の学びや気づきを共有していきたいと思っています。


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