喫煙者への賃貸はメンテナンスが大切です
賃貸人の方が部屋でタバコを吸うと、壁紙が汚れ、退去の際に壁紙を交換しなくてはならない事があります。このため、それを避けるために賃貸人の方が台所の換気扇のところで吸う方もいらっしゃいます。私の賃貸している住戸でも、1人そのようなお客様がいらっしゃいます。そうすることで確かにタバコの煙が外に排気され、クロスの交換をしなくて済むようにはなります。
ところが、今度はタバコの煙が外に吐き出された結果、排気口のところから煙が吐き出され、その周辺にニコチンが溜まり、結果として外壁にそれが流出し、今度はニコチンが壁に張り付いてしまいました。
ちょうど外壁の大規模修繕を行うタイミングでしたので、業者さんにあの汚れは落ちますかと聞いたところ、「ニコチンの汚れは落ちにくい為、うまく落とせないかもしれない。その場合はタイルの交換になります。」と言われてしまいました。
このため、その賃借人さんにご相談したところ、たまたまマンション敷地外に喫煙所があり、そこが比較的近い場所なので、今後はそこで喫煙してくださることになりました。(ただし、これはレアーケースです。)
又、以前喫煙者に賃貸した部屋がありましたが、その方はトイレでタバコを吸われていました。このため、トイレの換気扇がニコチンでベタベタになってしまいました。
このように喫煙者の方に賃貸する場合は、クロスの汚れだけではなく、換気扇の交換、またダクト内もかなりニコチンが溜まりますし、今回のように 外壁に流れ出すこともあります。この為、これらの清掃やメンテナンスが 必要になりますので、この事を考慮して賃貸する必要があります。
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