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先手、挨拶

経験則からくる、義務ではないが「やっておくとよさそうなもの」。
早起きは午前に使える時間が圧倒的に増えて、なんだか得をした気分になる。
親切はされた方もした方も心が暖かくなり、いい循環を生み出してくれる。
(異論は大いにみとめます)

私の中の「やっておくとよさそうなもの」暫定第一位は、挨拶の先手を打つことだ。

まず、挨拶は間柄を気にせず使える。親しかろうが、目上の人だろうが関係ない。敬語や活用など難しいことを考えることなく、時間帯に合わせるだけで反射的に口から出てくる。

次に、挨拶はそれだけで場が完結する。
それだけでさっと立ち去るもよし、自分の調子がいい時はさらにひと言添えていくもよし。相手の調子もよければ、立ち話に繋がるかもしれない。

そして、何よりの一押しポイントは、先手を打つことで決してマイナスにはならないことだ。
相手が自分に気付いてるかわからない、微妙な距離があるとき。もし自分が気付いていることに相手も気付いていて、後々「あえて無視された」と誤解されたら?
社内で気安く話すような間柄ではないけれど、明らかに関係者の人だったら?
目は合った気がするけれど、相手の表情がいまいち読めない時のリアクションの正解は?

ありがちなシチュエーションたち。
これらは、先手を打ってたったひと言挨拶するだけで、その場を取り繕えてしまうのだ。

挨拶をされて嫌なひとはまずいない。
返ってこないこともあるが、それは全く問題ではない。
本当に気付いていなかったのかもしれないし、大人になっても挨拶できない人は一定数いる。
自分から反射的に出る言葉をたったひとこと発するだけで、あらゆるリスクヘッジが叶う。
あわよくば、いつも挨拶してくれる人と認知してもらえる。

私はこれを「挨拶の置き逃げ」と呼んでいる。
子どもがこの先一人で下校する時の防犯にも、思春期のお友だちトラブルにも活用できるだろう。
ぜひ継承していきたい、「やっておくとよさそうなもの」である。

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