見出し画像

「ラスボス」的存在 - 出会い編 -

昨年11月末にヨガの資格を取り終え、晴れて1月からヨガ講師として本格始動した。
その最後の実習時、ペアになった女性「ミイクルジョン花」さん。
このペアワークは、師である真先生が約8ヶ月かけて私たち生徒の精神性を観察し(最後まで全く知らされなかった)互いにとって最も必要であると判断された「ソウルメイト」と互いにカウンセリング(雑談含)&その人に合うプログラムを作成し、ヨガを教え合うと言うものだった。

花さんと私がペアと発表された瞬間、花さんは満面の笑みで「来たな、ラスボス!」と歩み寄ってきた。
私は「へっ?!ラスボス?」と困惑しながらもあまりの堂々たる発言に思わず笑ってしまった。
その後何故ラスボスだと思ったのか尋ねてみると、
「どう見ても今回のこの期を象徴するような、この期の顔と言える存在だから。」と分かりきっていると言う感じで話してくれた。


・・・そんなまさか。
同期にはピラティスの先生、ダンス講師、過去に新体操をやっていた人、長年ヨガの練習をして筋力と柔軟性が充分にある人、海外で活躍している人、仕事・家庭・自分の趣味が充実してバランスのとれた素敵な方等、あげるとキリが無いほど自分を生かして生きている素敵な人で溢れていた。

一方私は、運動経験ほぼゼロ&元普通の会社員&季節性喘息持ち。
幼少期は病弱で重い小児喘息を患っていたので、小学校中学年になるまで頻繁に入退院を繰り返す生活をしていた、どちらかというと”陰キャ”だ。
同期の素敵な人たちが幼い頃からその道を歩み出し、自分を生かすことに向き合いながら行動を始めていた時期に私はただ命を繋ぐことに必死だった。

10代20代もキラキラ女性とは全く違った道を歩んでおり、10代は文化部、20代は会社員と並行しながらアンダーグラウンドの世界で音楽をし(24歳~30歳位)、持病の喘息も年々騙せなくなってきたな・・・という感じで、10年振りにヨガを再開したのである。

今回のヨガ資格取得中も皆んな厳しい練習を続けてどんどん難しいポーズができるようになっていく中で、私はなかなか習得できないポーズが多く、師匠から「首の筋力が足りないので無理です。」とか「胸がひらけていない。」とか「腸腰筋が硬い人はできません。」とか「恐れてはいけません。”勇気”の精神性が弱い」とか、もうそれはそれは「今のあなたじゃ無理」というメッセージを受け続けていたので、私自身としては完全に底辺の劣等生という感覚が強かった。

なので花さんの「この期の顔と言える存在」という話に(いや…それは無いよ…)と思いつつも、初対面なのに思ったことを素直に相手に伝える花さんに「面白い人だな。」という印象を受けた。

こうしてソウルメイトと出会いました。
次から雑談&カウンセリング編に入っていきます。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?