悩みに対する、適切なヤマ・ニヤマを選ぶ方法
昨日、RYT200の再受講(ファウンデーションコースの第3回目)を受けてきた。
先週の宿題の中に「ヤマ・ニヤマの中から1つ選び、1週間実践する」という課題が含まれており、各々1つ選んで取り組んだ。
本来、ヤマ・ニヤマを適切に取り組めていれば、心のモヤモヤが晴れたり、笑顔が増えたりするはずであるが、1週間後の昨日会ったメンバーの表情はどちらかというと曇っており、「あれ?上手くいかなかったかな?」と朝イチで感じた。
案の定、師匠から「宿題、実践できましたか?・・・自分の悩みが解決出来たよという方、挙手してください。」という問いかけに対し、ほとんど全員が手を挙げることが出来なかった。
師匠は続けて、「人は自分の事はよく見えないものだから、今からペアワークをしましょう。」と言い、続けてペアワークの説明に入った。
ペアワークのやり方
片方の人が、5分間自分の悩み(もやもや)について話す
もう片方の人は聞き手となり、聞いている間は共感・頷きのみを行う
話し手が話し終えて、まだ時間がある様だったら聞き手は質問をする
5分経ったら聞き手はヤマ・ニヤマの中から、話し手の悩みを解決出来そうな戒律を一つ選んで伝える
話し手と聞き手を交代し、1~4を繰り返す
すると、不思議なことに「自分にはこの戒律が良いだろう」と選んだものと、聞き手が選んでくれた戒律は大きく異なっている場合がほとんどで、当事者は驚くのである。
そう、悩みが解決出来ない理由には2つあって、
悩みに応じた適切な対処(この場合は戒律)が選べていないこと
選んだ戒律の実践が甘い(足りない)こと
このどちらかである。
有名な中国の諺に、
「魚の目に水見えず人の目に空見えず」という諺がある。(空=空気)
他にも似たような諺や「青い鳥」の様な類語もあり、
「鳥は空気が見えない。魚は水が見えない。人間は自分が見えない。」という言葉もある。
なかなか自分一人で問題解決しようとしても、難しいものがあるから是非とも友人や家族とこのワークを行なってほしいと思う。
近くで難しければ、コーチングをしてもらうのも手かもしれないし、ヨガ講師をしている方の中で、コーチングスキルのある先生を探して話を聞いてもらうのも手かもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?