見出し画像

#10 誰でも読めるMTG英語 haste で今すぐに

haste

今回は、こちら

《ヴィーアシーノの砂漠の斥候》

まずは、最初のキーワード能力の注釈文から
「as soon as」の前の部分はすぐに解るでしょう

「This creature can attack and タップ能力シンボル」ですから
「このクリーチャーは攻撃したりタップ能力を起動したり出来る」
簡単な英単語がシンプルな順番で並んでるだけですね

考えるべきは、その続き

as soon as it comes under your control

「as soon as」は後で最後に回して、残りを考えます
「under your control」は直訳で「あなたのコントロール下」で良いでしょう
「it comes」は「それが来る」ですが、「under your control」の意味も踏まえると
「それがあなたのコントロール下になる」が自然でしょう
勿論「it」が指しているのは文の最初の「this creature」ですね

最後に「as soon as」
#8で「as」の表現の訳は大抵「時には」か「として」と2択だとやりました

文脈からすると今回は「時には」が自然でしょう
(正確な「as soon as ~」の訳は「~するとすぐに」です)
そして訳したものを纏めると

「このクリーチャーがあなたのコントロール下になる時には、」
「このクリーチャーは攻撃したりタップ能力を起動したり出来る」

MTGのルールでは、そのターンの開始時にコントロールしていないクリーチャーは、召還酔いで攻撃やらタップ能力やら出来ない筈ですからね
特別にそれが出来るという意味のキーワード能力なのでしょう

なら「Haste」の意味は、もうお解りですね
そうです。「速攻」です

RPGなんかでも「ヘイスト」という素早さを上げる魔法があるので
そこに馴染みがある人は、すんなり覚えられますね


at

さて続いての能力は

At end of turn, return Viashino Sandscout to its owner's hand

非常にシンプルな文の後半から訳しましょう
「return」は「戻す」なので
「このクリーチャーをそれのオーナーの手札に戻す」

前半の「At end of turn」も簡単ですね
「ターンの終わりに」
ですが、これは昔のカード
今はルールやら色々変更されて、現在の正しい効果としては
「At the beginning of the end step」
「beginning」が「始まり」なので
「終了ステップの開始時に」です

この「at」も誘発効果を表す時に使われる単語です
何かの「開始時」などの「決まった時間」の時に使われる表現ですが
読む分には「when」や「whenever」と同じ解釈で大丈夫です


only if

おっと、先ほどの効果の注釈文が残っていました

(Return it only if it's on the battlefield.)

「if」が条件分岐なのは#7でやりました

それを踏まえて、一旦「only」の意味を無視して訳してみます
「it」は「このクリーチャー」なので「これ」とすると
「これが戦場にある場合、これを戻す」
そこに「only」の「だけ」を加えると
「これが戦場にある場合にだけ、これを戻す」

自然に訳すと「only if」で「~な場合に限り」になります

基本的に効果の説明には「if」で事足りるので
この表現が使われるのは、注釈文の様な場合が多いでしょう


おまけのhomework

今回のおまけはこちら

《切り出した石の従者》

そんなに長くない効果1つですが
英語慣れしてないと難しく感じる文章でしょう

ヒントとしては
今回リンクを埋め込んだ#8と#2の中で説明してる表現たちです
わからなかったら、その過去の記事を見てみて下さい

それでは、また次回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?