マガジンのカバー画像

誰でも読めるMTG英語

89
誰でも読めるMTG英語シリーズを纏めたもの
運営しているクリエイター

2022年5月の記事一覧

#11 誰でも読めるMTG英語 if節ルールの文節

combat今回はこちら ちょっと文章が長めのオーラ でも、整理してみると意外とシンプルです オーラについては以前やりましたので割愛 二段目の能力から訳しましょう 「Enchanted creature gets +1/+1」で 「エンチャントされたクリーチャーは+1/+1修整を受ける」 「and」の後は動詞「has」なので、主語は「Enchanted creature」のままですね この""は日本語の「」なので、""の中に書かれた能力を「Enchanted cre

#10 誰でも読めるMTG英語 haste で今すぐに

haste今回は、こちら まずは、最初のキーワード能力の注釈文から 「as soon as」の前の部分はすぐに解るでしょう 「This creature can attack and タップ能力シンボル」ですから 「このクリーチャーは攻撃したりタップ能力を起動したり出来る」 簡単な英単語がシンプルな順番で並んでるだけですね 考えるべきは、その続き 「as soon as」は後で最後に回して、残りを考えます 「under your control」は直訳で「あなたのコン

#9 誰でも読めるMTG英語 enchant とは動詞である

Aura と enchant今回のカードはこちら 今回は能力を見る前に、サブタイプを見てみましょう パーマネントタイプも見ると、何となく予想できますね そうです「オーラ」です 「秋」の「autumn(オータム)」と同じ発音の単語ですね まぁローマ字読みでも辿り着けそうですし、そこは良いですね すると、1つ目の能力も自然に解ります 日本語カード風にするなら 「エンチャント(クリーチャーかプレインズウォーカー)」ですかね 何故英語だと()が付かないかと言えば、答えは1つ

#8 誰でも読めるMTG英語 as の時には as として

はじめに今日のカードはこちら 前回やった「as」という単語が何か所かありますね ですが、どうにも使い方が違うようです 実は「as」やそれを含む表現は、これら以外にも色々な使い方や意味があります 困りましたね。そんなもの覚えられないし、見分けも難しい ですが! カードテキストにおいては、大雑把に意訳すると大体2つの意味に分けられます その訳は「~時には」と「~として」 2つくらいだったら大丈夫そうですが、本当にそうなのか実際に見ていきましょう defender と、

#7 誰でも読めるMTG英語 as ならETBじゃない

as の enters the battlefield今回のカードはこちら おっと、見たことある表現から始まってますね 接続詞が「when」じゃなくて「as」ですが、これは#1でやったETB能力と同じもの じゃあ、これもETB能力……じゃないんです この「as」も「~とき」と訳せますが、「as」の場合は同時に起こること つまり、カードテキストで言えば「~に際し」 誘発型能力と違って、スタックに乗らないんですね ルール上の解釈として大事なので、ぜひ覚えていって下さい

#6 誰でも読めるMTG英語 discard の正しい意味

discard と Cycling本日のカードはこちら 注目すべきは下の効果 読みはそのまま「サイクリング」 これは起動効果で、コストとしては1マナ払うのともう1つあるみたいです 「discard(ディスカード)」、聞いたことありますね 意味は勿論「カードを捨てること」 ではありません 「discard」とは「捨てる」という動詞です ……それの何が違うの?と思った方 テキストを読む上では、正直そこまで違いません ただ、文字の中に「card」とある事から 「dis

#5 誰でも読めるMTG英語 deathtouch と lifelink 、説明できる?

はじめに今回のカードはこちら ほとんどが注釈文で、キーワード能力が2つだけ じゃあ今回は、その英語2つを覚えて終わり! そんな訳ありませんよね 注釈文の中にも、カードテキストに頻繁に使われる表現は隠れています せっかくなので、それも訳せるようになりましょう deathtouch注釈文を訳すと言っても、今回のは少し難しめ 先に能力名を訳して、注釈文は答えと照らし合わせながら訳しましょうか 子音も母音も連続していて、日本語に慣れてると読み辛いです ですが、区切りさえ

#4 誰でも読めるMTG英語 間違えやすい up to

counter と counterさて、今回のカードはこちら この2単語や、カード名からも解るように 4つの効果から2つを選んで使う、命令サイクルの呪文の1つですね ですが、真ん中の2つの効果に妙なものが見えます 同じ「counter」の単語が入っているのに 上の文では動詞で、下の文では複数形なので可算名詞になっています いったい、どんな違いが…… なんて、MTGプレイヤーには愚問ですよね 名詞の「counter」は、カードに乗せて何かを数えてる「カウンター」 動

#3 誰でも読めるMTG英語 any target に込められた意味

deal と any targetはい、今回のカードはこちら 「Planeswalker(プレインズウォーカー)」ですね プレインズウォーカーは基本的に伝説のパーマネントなので 「Legendary」が「伝説の」であることも解ると思います 長い文が多くて、読むのを躊躇しがちなカードタイプです でも、このチャンドラは、忠誠度能力も短い文が3種類だけ このくらいなら、きっと読めるはず! さっそく最後の『-2』能力から訳していきましょう カード名の後に、いきなり「deals

#2 誰でも読めるMTG英語 whenとwheneverはどう違う?

when と whenever前回で「when」は誘発能力に多い「~とき」だと学びました では、これはどうでしょう 「when」とよく似た「whenever」という単語がありますね 文の作りから推測するに、接続詞という点も同じです さて、英語のカードを読む上で大事な質問です 「when」と「whenever」では、どう違ってくるでしょうか? 答えは『 違わない 』です 勿論「whenever」の意味は「~たび」 「when」とは明らかに違う意味の言葉です 英会話

#1 誰でも読めるMTG英語 ETBって何の略?

はじめに MTGなら誰しも一度は手にする英語版のカード それが知らないカードだったりすると読めないからと流してしまいがち…… そんなの、もったいない! 書いてある事は、どうせカードの説明文 MTGをやってる貴方なら、きっと知ってる事なんだから 例として取りあえず実際に見てみましょう はい、こちらのカード このカードを見た瞬間に完璧に効果を思い出せる人は居ないと思います そうなったら、もう英語を読むしかありませんね このやや長めの文を見ていると、難しそうな気がしてき