見出し画像

物欲の話

久しぶりにトポジローの絵を描いたけど、久しぶりすぎて顔忘れてたw
こんな顔だったっけなw


さて、今日は欲求の話。

歳をとるとだんだん物欲がなくなっていくと聞いたことがある。
私、この間42歳になりましたが、なるほど欲しいものがない。昔から物欲がないほうだったのだが、最近は本当にない。
新しい服も、靴も、本も、家具家電も、欲しいと言えば欲しいが、喉から手が出るほど欲しいかと言うとそうでもない。
(最近買ったものといえば、ノリで買ってしまったマイダーツくらい)
すでに足りているからだと言われればそうなのかもしれないが、ちょっと寂しいような気がする。
やばいよ、ボケちゃうよ。
かつてあったはずの「○○が欲しい!!」という燃えるような感情が懐かしい。

小学生のころ、みんながスーパーファミコンで遊んでいるころ、孤高のセガフリークだった私は、クラスで1人しかいないメガドライブユーザーだった。
黒光りするボディに、堂々とした16bitの文字。手にフィットする美しい三日月型のコントローラーとほどよい弾力性の十字キー。
スーファミ?任天堂?だせえぜ、セガこそ至高だぜ。と思っていた。要するに単なる流行り物嫌いの天邪鬼で、それがカッコいいと思っているイタイ小学生だった。
(その後、FF6がスーファミで発売された時に完全敗北を認めることになる)

ある日、毎月購読していたメガドライブ専門雑誌の発売予定コーナーに、「ランドストーカー」という見下ろし斜め視点のアクションRPGが紹介されていた。
当時ではかなり珍しい高低差の概念がある3Dアクションゲームで、グラフィックも当時としては目が飛び出るほど鮮やかだった。
完全に一目惚れしてしまった私は、その日からランドストーカーが欲しくて欲しくてたまらなくなった。
寝ても覚めてもその事ばかり考え、専門誌を何度も何度も読み返してイメトレした。風呂場でシャンプーしながら「早く欲しいヨォォォ!」と身悶えしながら叫んだことを、いまもはっきりと覚えている。

のちに、無事そのゲームを手に入れたものの、あまりの難易度にクリアできずに挫折してしまったのだが(ゲームは大好きだったがアクションは下手だった)、あの時の強烈な「欲しい」をいまでは懐かしく思う。

みなさん今欲しいものありますか?
めちゃくちゃ欲しかったものはありますか?
よければ教えてください。

で、突然戯曲の話になるが、欲しいじゃなくても、こうしたいとか、こうなりたいとか、そういった「願望」が強いキャラクターほど、本の中では魅力的だ。あの人が欲しい、殺したい、救いたい、逃げ出したい、等々。。。
そんな渇いた人々のお話を目下構想中なので、是非とも楽しみにしていただきたい。

ゲームの話は個人的に面白いのでまた書きます。


角畑

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?