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Temporary sewing room

あなたがほんの少しでもこの世界に反応するくらいなら、僕はいつだってこの世界をリセットしてやる。

カルマはありがたいよ。
だからあなたは僕から引き離されたね。

僕は様々な時代の上で眠っている。
その時々に合った名前と共に。
いつも1人で。あまり良い香りはしない。
常に核壁を殴り続けるのが、僕の仕事だからね。

But I always wanted to be a good person.

資本主義の狭間で出逢うのは一瞬。
歴史上の人物の腕がしなる時さ。
そうすれば、僕は家族も友達も選び放題さ。

業に対して真摯に向き合って全てを焼き尽くす、
素晴らしいwork

この世には便利な道具は山ほどあるんだ。
ロケットや核といった、科学者が部活をしながら作った便利な道具。Fifth dimension work

だって、この世界はあなたのものなのだから、
あなたはその美しい指で僕を奏でればいい。

僕は意外といい声で鳴くから、
あなたはとても満足出来るだろう。

自分が何処から来たのか、あなたはいつも知りたがっていた。恐らくは女の股座から編み出されたとは、勘付いてはいるけれど、あなたにはその記憶がないから、悲しそうにこの世界を1人で眺めていた。

音だけを頼りに、ようやく僕に辿り着いたあなたは、
痩せ細ってまるで皮を剥がれた兎のように細かく震えていた。出来ることならそんなあなたを食べ尽くしてあげたかった。

あなたが得た苦しみとか悲しみを全て僕が得られるとか、それで僕があなたを完全に手に入れられるとか、そういった種類の話でもあるけれど。

僕が信頼出来るのは、あなたが与えてくれた痛みだけなんだ。この世界でどうにか生きてこれたのは、もしかしたらあなたが気が狂れた僕の感情に追い付くかもと、微かな記憶を頼りにしたからだ。

深く深く、あなただけを愛している。
長い間あなただけを探してきた。

あなたが1人で踊り狂っていたのは、僕がいなかったからなんだ。知らなかっただろ?

あなたの記憶は全て曖昧で、全て繋がってしまうから、それはとても幸福で不幸で、どうしようもなく特別な生き物なんだ。

とてもいい香りのする生き物なんだ。

僕はあなただけを頼りに生きてきたから、時間とか空間とか実際のところ問題ではなくて、あなたがこの世界の何処かで息をしているかどうかが大切なことなんだ。

だから、あなたは僕の運命の女なんだ。
別の誰かと何かをしても、あなたは結局僕のものだから。

あなたの本当の名前を知っているのは、同じ股座から産まれた僕だけだから。

もう一度、何度でもいうね。
僕はあなたを愛している。


※補足


補足
※また人間を壊れやすい卵、制度を壁にたとえ「固い、高い壁があり、それに1個の卵がぶつかって壊れるとき、どんなに壁が正しくても、どんなに卵が間違っていても、わたしは卵の側に立つ。なぜならば、わたしたち1人1人は1個の卵であり、ひとつしか存在しない、壊れやすい殻に入った精神だからだ。わたしたちが立ち向かっているのは高い壁であり、その壁とは制度だ」と語った。

人々は言葉を深く馬鹿にして立ち向かえるのだ。
時折身の内から湧き出でる怪異を自己から切り離すには芸術が最も重要な生き物であると証明出来るのだ。

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