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周囲に振り回されないために


ムードエレベーターについて知る

ムードエレベーター、聞いたことがある方もいらっしゃると思います。同名の書籍も出版されています(ムードエレベーター:Amazon)

私はAmazonアフェリエイトなどはしておりませんので、特に購入を勧めているわけではありません。

ムードエレベーターとは、平たく言えば『感情の上がり下がりを可視化しよう』というものです。

上に行けば行くほど精神状態は良く、満たされていて、逆に下に行けば行くほど精神状態は悪く、最下層は絶望的感情です。
検索すれば該当の本の挿絵が出てくるので見てみてください。

私は今回この本について論じるわけではありません。
私が言いたいのは、多くの人がその瞬間瞬間にエレベーターを上がったり下がったりしているということです。
それはつまり、感情のコントロールができず、誰かのせいで何かのせいでイライラしたり、逆にまた誰かのせいで何かのせいで喜んだりしている。
いわば、

"ジェットコースターのように感情が安定していない"

ということです。

喜ぶことも、悲しむことも、イライラすることも、ドキドキすることもとても良いことだと私は思います。それが人間だからです。AIにこの感情はないでしょう(少なくとも今のところは)。

しかし、周囲に振り回されるせいで、発揮すべき時に自身の力が発揮できなかったり、思いがけないタイミングで体調不良に陥ったり。
もしくは突然の吉報に喜び、浮かれてしまったせいで仕事や人間関係で大きなミスをしてしまったり。

重要なのは、可能な限り自分でコントロールをすること。そして、完全にコントロールはできなくとも、自身の精神状態や置かれている環境を俯瞰的に捉え冷静に判断することです。

ムードエレベーターで言うのであれば、「自分は今何階にいるのか」ということです。


影響の輪と関心の輪について知る

自分を中心として、まず影響の輪が自分を囲っています。大概さほど大きくはありません。
そしてその外側に、関心の輪というものが存在しています。これは人によっては非常に大きかったりします。

ググるとめっちゃ出てきます


詳細は調べていただくとして、最初に提唱したのは「7つの習慣」で有名なスティーブン・R・コヴィーでしょうか。

私は特に彼の信奉者ではありませんが、この話はとても良いと思ったので紹介させていただきます。

面倒なので要約します。

自身が影響を与えられる領域に集中しましょう。
関心の輪を広げすぎないようにしましょう。

こういうことです。

・誰々が何々と言っていた〜。
 →どうでもいいです。

・天気が優れないからやる気が〜
 →天気の操作ができるなら世紀の大発明です、おめでとうございます。

・あの時ああしてればな〜
 →過去は変えられません。タイムマシンあるんですか?

・あの人、何々らしいよ〜
 →あなたに何か関係がありますか?

・私はこう言ったのに、あの人は何々で〜
 →自分が正しいことをしたのならそれでOKでは?


結構あるあるじゃないですかね。
まずは自分ができることに集中する。自分が何をするのかが最重要です。

周囲に全く関心を持たなくていいとかそういうことを言っているわけではありませんので誤解しないでください。他者、周囲との関係性は非常に重要です。

自分の感情のコントロールは、自分でしましょう。
そのためには、自分が影響を及ぼせる領域に集中すると楽ですよ。


ということです。



上司(や、先輩)とのコミュニケーション

組織に属していると、往々にして使い物にならない上司や先輩が存在します。
これはもうしょうがありません。どうしようもないことです。

自分は適切に報告や相談をしているのに、上司のレスポンスが非常に悪い。
決定できない上司にありがちです。

こういったことが続くと『言っても無駄だ』となります。
そして、言わなくなります。

組織レベルで見るのであれば、これは上層部が適切に動くべきですが、今回は個人レベルの視点で考えていきます。


報告や相談は、続けましょう。


自分の役割はしっかりと果たし続けましょうということです。投げるべきボールはしっかり投げておきましょう。
いつか何かあった時のことを考えてエビデンスを残しておくのも良いと思います。

1番良くないのは、言わなくなることです


最終的に、両成敗となることもあります。非常に面倒です。
(もちろん並行して適切にその『上司や先輩の上司』に報告・相談することはとても重要です)


言い続けて何の変化もないと、嫌になりますよね。どうして正しいことをしている自分が苦痛を感じなければいけないのか。

苦痛を感じる必要はありません。
正しいことをしているのなら、それで問題ありません。

苦痛を感じているのなら、少しだけ関心の輪を狭めてみましょう。影響の輪の領域に集中してみましょう。

相手は、他人です。


正しいこと、すべきことをしない相手に引っ張られてはいけません。
それで自分も正しいことをしなくなったり、感情が引っ張られるのは本当にもったいないです。




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