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1年ちょっと農業した私の変化

私が農業をして1年3ヶ月経った。そこで、何がどういう風に私の変化に繋がったのか3つほど書きたいと思います。

※暴露療法とはなんぞやという人へ。
 暴露療法とは、簡単にいうと自分が怖いと思うことにあえて飛び込む。みたいな感じです。
 なんでこんな難しい言葉を使うのかは、私が強迫性障害というものになってそこからの経緯で1番最適な言葉が暴露療法という言葉だったのでこれでいきます。

ではさっそく。

1.暴露療法が出来たこと


 私が今スタッフとして働いている場所は、地域のフリースペースを開いていたり若者自立支援(農業を通しての若者自立支援)を行なっている場所。そのためたくさんの人との出会いがある。


 学生時代から人との間にとんでもない分厚い壁を作ってコミュニケーションをとっていた私。最初は人がたくさん集まる場所が居心地悪くて、逃げ出すこともよくあった。
 あとは昔からの潔癖症や強迫性障害にもなったため汚れたりするのにも凄く抵抗があった。


 でも、人とコミュニケーションがとりたくないや、農業で汚れたくないとかそんな事を言っている場合ではなかった。


 フリースペースに人はたくさん来るし、農業の方でも野菜の袋詰めを手伝ってくれるボランティアのおばちゃん達が来てくれる。来てくれたからには今日も来て良かったなって帰ってもらいたい。
 農業の方では汚れる事を気にしていては作業にならないのだ。やるしかなかった。


 このように、人が怖い私が人がいる環境に身を置いて、お年寄りや子供達と接して、人から受け入れられる経験や出来ないと思ってたけど意外と出来たという経験を積んでいった。

2.自分に合っていた


 農業を始めて思ったのは、自分に意外と体力があった事。子供の頃から体は弱かったし、運動部でバリバリやっていたわけでもなかったので、体力があると思わなかった。これは新しい発見だった。


 あとは自然が好きだったこともあって、田舎でやる畑作業は向いていた。

 私は考えすぎてしまう性格なので、体を動かしていると余計な事を考えなくていいため、気持ち的にも凄く楽になっていった。

3.規則正しい生活 

 農業をしていると規則正しい生活になる。
夏になれば、暑くなる前から収穫したいので、朝6時出発。5時には起きることになる。収穫が忙しい時期は大体5時に起きる。そうなると、帰ってきた時にはヘトヘト。帰る時間は日ごとにバラバラだけど、帰ってすぐ汗を流して、気絶するように眠る。そして次の日も早く起きて頑張る。このサイクルでやっていく。

 朝や早起きも好きな私。このサイクルも私にとても合っている。そして、毎日太陽を浴びて、汗を流すのはとても気持ち良い。こうして心も体の体力もついていった。



 私は短大を卒業し、一旦社会に出た。そこを半年で辞めて、そこから今携わっている場所に来た。この地域で育った訳ではないけど、ここでは私の名前を呼んでくれたり、可愛がってくれる人もたくさんいる。私を受け入れてくれたのも凄くありがたかった。これも今までにない経験だった。

 暴露療法をしたり、人との関わりを通して色々な心境の変化があったり、自分はこんなことも出来るんだと新たな発見があったり、季節の変化に触れたり、気持ちが楽になっていったりと1年前の自分からは想像もできない自分が今ここにいる。

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