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本紹介:青柳碧人「むかしむかしあるところに死体がありました。」

今回で2作目になる本紹介です。

2回連続でミステリなのはご容赦を。

次はきっと他のジャンルを紹介するから!

(今読んでるのもミステリですけどね(笑))

でもでも今回は短編集なので前回とは一味違います!

というわけで今回紹介する本は、

青柳碧人さんの「むかしむかしあるところに死体がありました。」です。

では素人による内容紹介を。


内容紹介

むかしむかしあるところにと繰り広げられるのは人助けでなく人殺し。
花咲かじいさんは殺され、一寸法師には鉄壁のアリバイ、浦島太郎は密室殺人に遭遇し、鬼ヶ島には不可視の殺人鬼が!?
2020年、本屋大賞ノミネート作品!!


こんなところです。

短編集はその本全体の印象を伝えることが必要だから難しいです!

最後の一文は内容紹介になってないけど(笑)

さてお次はオススメポイントです。


オススメポイント

この本は特殊状況ミステリと言われるたぐいの本なのですが、その設定が面白すぎる。

昔ばなしというわかりやすくかつミステリとどのような化学反応が起こるか見えないいいとこだらけの設定です。

正直、これだけで多くの人は度肝を抜かれたはずです。

使われているトリックは古典的なフーダニットやハウダニット、その両方もあれば倒錯ミステリもあるという多様性。

その上個々の作品の質が高いです。

ミステリ好きの人でもすべて見抜くのは至難の業。

言ってしまえばハズレがないのです。

トリックの斬新さや難解さはバラバラですが、軽妙にかわされるようなトリックや複雑に展開するロジックまで本当に飽きが来ない。

ぜひ皆さんも読んでみてください!!


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