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お酒の勢いで色々話せるなら飲めばいい

いますよね?酒の場では流暢に話をする人。酔えば饒舌になる人。

このタイプを世間的には鬱陶しい感じに捉えがち。ですが結果本人が普段話せないような、思っていても言えないようなことを聞くことができると考えればそれはそれで「アリじゃない?」と思います。


僕の父は生前、職人肌で寡黙なタイプでした。ふたりで居る時は息子との沈黙を気にしてか色々と話を振ってくれるのですが大して話題もなく「気使ってるんだろうな」と僕が察しているような状況でした。

でも、仕事終わりの晩酌や親族の集まりでお酒を口にし始めるとですね、ま、よく話すようになるんですよね。しかも熱く、そして周りから多少なりとも笑いが取れるような話を。


お酒には自分を押さえつけている錘(おもり)を軽くする力があるんでしょうね。それで本人が「本人」という呪縛から解放されるのであればそれは良薬だと思います。


「うちの課長は話が長い・・・」

「つまんない話が延々続くんだよな・・・」

「早く終わんないかな・・・」

気持ちはわかりますが、ま、本人が気持ちよく話しているんです。せっかくだから少し耳を傾けてあげてもいいのでは?そしてそんな人を見て僕は「可愛いな」とさえ思います。



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