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ゴヤの書誌資料の展示会«Goya, pintura mural. Arte y técnica en su obra»
ゴヤの書誌資料の展示会«Goya, pintura mural. Arte y técnica en su obra/ゴヤ、壁画 作品のなかの芸術と技術»が、サラゴサにあるBiblioteca de Aragón/アラゴン図書館の展示室で5/18迄開催中。
2,600点にも及ぶゴヤ関係資料の展示らしい。
今回の展示会は、2014年の《Todo sobre Goya/ゴヤのすべて》展のなかで、F
大坪美穂 黒いミルク―北極光・この世界の不屈の詩―@武蔵野市立吉祥寺美術館
大坪美穂さんの作品を、銀座の中和ギャラリーの「ハコ絵3人展」(2021年)の時と横浜・石川町のアトリエKの「大坪美穂展 ここではないどこか」(2022年)で実見している。
何とか見たい。
武蔵野市立吉祥寺美術館
大坪美穂 黒いミルク―北極光・この世界の不屈の詩―
5/26まで
https://www.musashino.or.jp/.../1002006/1003349/1006116.htm
軌跡を回顧する旅へ 芥川(間所)紗織
美術館10館が所蔵する芥川(間所)紗織の作品展が4月から12月にかけて各館期間限定で開催される。観たい。
これはプロジェクトMuseum to Museumとして、各館が主催・企画するもので、「ひとりの画家の作品を複数の場所を通してみたときに見えてくる紗織の独自性や時代性に気づく」ことができる。
10館とは...
川崎市岡本太郎美術館
栃木県立美術館
国立国際美術館
豊橋市美術博物館
刈谷市美
大名茶人 織田有楽斎@サントリー美術館
有楽齋と茶室「如庵」
禅宗を学ぶために栄に渡った栄西が、栄で親しまれていた碾茶(挽く前の抹茶)の製法と喫茶法を日本に持ち帰ったのが、茶の湯の始まりと伝えられている。
その後、抹茶法を体系づけて茶道を確立した人物が千利休。
茶道は、鎌倉から室町にかけた戦国の世において、武家にとって心の拠り所。
織田信長の実弟の織田長益は、戦国の武将というよりは織田有楽齋の名で茶人として知られた。長益は利休の
ドアの向こうで鳥が狂う 山本直彰
雑感
ドアを蹴破って誰が侵入したのでしょうか
狂った小鳥とは何だったでしょうか(誰なのでしょうか)
単なる朽ち果てたドア(過去)にしてしまうのでしょうか
ブルーのラインは僅かな救い?
過去から未来へ向かう鬩ぎあいか?
元に戻らないのは過去
通り過ぎる少年は手の届かない未来?
3.11、ウクライナ、ガザ、珠洲...
山本直彰
ドアの向こうで鳥が狂う
日本橋高島屋美術画廊X
3月25日まで
特別展「本阿弥光悦の大宇宙」@東京国立博物館平成館
蓮下絵百人一首和歌巻断簡
本阿弥光悦筆
江戸時代・17世紀
東京国立博物館蔵
25メートルに及ぶ巻物に小倉百人一首を散らし書きした巻物の断簡。
金銀泥を用いた蓮の下絵は俵屋宗達の筆と伝えられている。
歌は前大僧正慈円の…
おほけなく浮世の民におほふかな我立杣に墨染の袖
この歌にうたわれているような人物は何処にいるのでしょうか。
断簡であるからなのかどうかわからないが、本紙が柱までギリギリまで
木阿弥光悦の大宇宙@東京国立博物館平成館
「木阿弥光悦の大宇宙」展の最終章「光悦茶碗ー土の刀剣」では、光悦茶碗14点と香合1点の展示がされている。
そのなかの《村雲》はにわかに群がり集まる雲の動きの景色が見て取れて興味を惹かれた。
口縁は穏やかに流れ、反りも少しある。胴から腰にかけての膨らみは手になじみやすそう。
木阿弥光悦の大宇宙
東京国立博物館平成館
3月10日まで
“Ferias y Verbenas” de Los Bravú@スペイン大使館ギャラリー
スペイン大使館のギャラリーでは、現在、2月5日まで、“Ferias y Verbenas” de Los Bravúが開催されている。30歳代半ばの二人のスペイン人アーティストのユニット名であるLos Bravúは、ガリシア語で野生動物の臭いを意味する。
Dea Gómez (Salamanca, 1989)とDiego Omil (Pontevedra, 1988) は、サラマンカ大学で美
大名茶人 織田有楽斎@サントリー美術館
茶人として織田有楽斎は茶道具類と茶室を残している。有楽斎は、茶室「如庵」を正伝院内(現在の京都市東山区)に隠居所と共に造営する。如庵は二度の移築があり、一度目は、1937年(昭和12年)、神奈川県大磯の三井家別荘に、そして二度目は愛知県犬山市の有楽苑に1972年(昭和47年)移築され、現在に至っている。
如庵は二畳半台目の茶席である。有楽斎は、1621年(元和7年)に没するまでの三年余りの間
«El ingenioso hidalgo don Qvixote de La Mancha»の初版
今を去ること、419年前の1月16日に、«El ingenioso hidalgo don Qvixote de La Mancha»の初版が刊行されたそうです。
ウィリアム・ホガース
ドン・キホーテ3番
ドン・キホーテは床屋の洗面器をマンブリーノの兜と思い、掴む
1738年
エッチング、エングレーヴィング
市立伊丹ミュージアム
William Hogarth
Don Quixote: Don
「安井仲治 僕の大切な写真」展@兵庫県立美術館
29年前、阪神淡路大震災の年の春、大阪と神戸を訪れた。
目的は、国立民族学博物館の「ラテンアメリカの音楽と楽器」展を観るためだった。車窓から、ブルーシートが被った家並みが続いていた。
手塚治虫記念館も訪れ、宝塚駅から記念館までの道すがら、崩壊した家屋があったと思われる土地がすでに更地になっていた。
三ノ宮駅を降りたって見た町は、建物の取り壊し作業で舞い上がる埃で覆われていた。コンクリートの建
シエの歌 未来の地球像に向けて
ラテンアメリカ美術研究者の加藤薫先生から紹介を受け、コロンビア出身の美術作家ゴンサロ・ピニリャさんと知己を得てから17年になります。
今回、このゴンサロ・ピニリャを含めた4人の作品展「シエの歌」を12月20日(水)から2024年1月20日(土)まで、茨城県境町のS-Gallery粛粲寶美術館で開催します。
「シエの歌(スペイン語で Canción de Sie)」展は、南米コロンビアの高地地域
私たちのエコロジー:地球という惑星を生きるために環境危機に現代アートはどう向き合うのか?
ニカ・カネル(スウェーデン)の《マッスル・メモリー(5トン)》(2023)は床に敷き詰めた5トンの貝殻の上を観客が歩くことができ、貝殻は押しつぶされ、音を立てながら粉砕されます。
コンクリートの原料である石灰石は、貝殻やサンゴ、海洋生物の骨が堆積し、数億年かけて作られます。本作において貝殻が粉砕されていくプロセスは、生物の一部が建築に近づいていく過程を示唆しています。この貝殻を建材として利活用す
Saza Collection展
今週27日(水)から、茨城県境町にあるS-Gallery粛粲寶美術館で、企画展「サザコレクション展」が始まります。
グアテマラのウィピル、アンデス地域の織物、貝紫で染めた布、パナマのモラ、インドネシアの絣、アフリカとパプアニューギニアの仮面を、茨城県ひたちなか市に本店を置くSaza Coffee会長の鈴木誉志男さんが、海外でコーヒー豆仕入の折りに蒐集してきた。
欧米中心のアート界から言えば、マ