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シエの歌 未来の地球像に向けて

ラテンアメリカ美術研究者の加藤薫先生から紹介を受け、コロンビア出身の美術作家ゴンサロ・ピニリャさんと知己を得てから17年になります。

今回、このゴンサロ・ピニリャを含めた4人の作品展「シエの歌」を12月20日(水)から2024年1月20日(土)まで、茨城県境町のS-Gallery粛粲寶美術館で開催します。

「シエの歌(スペイン語で Canción de Sie)」展は、南米コロンビアの高地地域の環境や生態系に 対する関心を持った 4 人のコロンビア人アーティストたちが制作した作品展です。

「シエ(Sie)」とは、コロンビアの先住民ムイスカ人の言語で、水に関わる宇宙観を表現した音楽です。ムイスカ人はコロンビアのアンデス山脈東側 2,600 メートルの高地に住んでいます。

「シエの歌」展は、アーティスト4人のアート制作(映像、サウンド、パフォーマンス、写真、版画))が生物多様性とどんな関係があるかを知る展覧会です。

「シエの歌」展が伝える「アート」は、美術品を制作することばかりでなく、自然破壊を検証することであり、鉱山採取する国や巨大企業そして労働者がこの自然破壊に関心を向けることができない状態を批判することでもあります。アートから、人々が自然との関わりあい方を考え、エコシステム (生態系)が地球に住む人々にもたらすウェル・ビーイング(幸福、健康)についても考えてみます。

22noviembre2023