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心を摘んだ極上のパワハラ

こんにちは。にぼこんです。
コンサルって具体的な業務内容について書けないから、わりとネタ切れしますよね。

私自身、パートナーのように身分があるわけではないので、「プロフェッショナルとは、かくあるべし!!」みたいなことを書いてもおサムくなるだけだし・・。

ということで、懲りずに今回もパワハラネタを書きます。
(鉄板ネタ)


とても使えない新卒くん、投入

おいおい誰のことだァ~?・・・ん?俺?

私は新卒のころ、というか会社に入った瞬間にコケてしまい、新卒研修時には最低評価をつけられました。

理由はいろいろありますが、本当に働きたくなくてプログラミングの予習を一切やっていなかった。大学時代一人で過ごしていたため、人前でしゃべることができなかった、などが主たる原因です。
(よくもまあそんな心持ちでコンサル業界に入ったものだ・・・)

で、最初のプロジェクトにはもちろん新卒研修の評価は連携済み。

「事前情報=とても使えない新卒くん」としてシステム開発現場デビューを果たしました。


最悪な上司とのめぐりあわせ

まだコンプライアンスという概念はガン無視してよかった時代。
(本当はそんな時代なんてないはずですが・・・)

腫れ物扱いなんてしません。
ゴミはゴミ箱に。普通に直でぶっ殺されます・・・。

当時の上司は30代中盤、シニコンレベルの人でした。
特徴といえば私の量産するゴミをそのままマネージャーへパス!!

そのままマネージャーから私が怒られることに・・・。
上司は俺のろ過装置だろ!仕事しろ、壊れたフィルターめ!!
(なんて当時はそんなことは思わず、ああ、やってしまった・・・すみません・・・という感じでした)

あと、上司はワキガのくせに真夏にロードバイクでプロジェクト現場にきてました。当然汗だく。お客さんの会議室ですし詰めになって作業していたから本当に地獄。毎日、通勤中にダンプにひかれて死ね!って思っていました。
(これは普通に悪口です。)

そんなこんなでとんでもない異臭に耐えながら、とんでもない手際の悪さでテストプログラムを組む毎日が続きました。


そして迎えた戦力外通告

そして2か月ほど続き、私の悪評はさらにつみ重なっていきました。

週に2,3回はマネージャーに密室に呼び出され、なぜ仕事ができないのか問いただされる日々が続く・・・。

このころは毎日意味不明な時間に起きるようになっていました。
心臓がバクバクいってなかなか寝れない→夜3時就寝→朝5時謎起床→二度寝→朝7時起床→超疲労発生

まあ、ぶっちゃけプロジェクト飲み会の幹事としての手際が悪く、なぜか座席が少なかったり、もろもろ普通に仕事もゴミだったという事実はあるんですけどね(泣)

プロジェクトもリリースに向けて大詰めを迎え、気付いたら私の担当領域のテストのみ進捗が遅延しているという状況。

休日出勤すればなんとかいけるはずです・・・進捗会議で蚊の鳴くような声で弱々しく報告しましたが、マネージャーは「あ?できねえだろ!」と一蹴。

私の担当領域は堺雅人のような、偽りの笑顔が輝くスーパー有能な2年目選手に引き継がれることになりました。


アリさんのシュレッダー係のつらさ、俺にはわかる

いくらなんでもプロジェクトサイトに何もしない人を一人ポツンと置いておくわけにはいきません。
なんといってもお客さんからの見栄えが悪くなります(泣)

そこでマネージャーから言い渡された新たなミッションは・・・

出力帳票の印刷&確認ッ・・・

テストコンディションと帳票の出力結果を比べ、差異があったら報告するという仕事です。

「ふーん、まあ、バイトでもできる仕事だけど、仕方ないんじゃない?」と思われるかもしれませんがここにはトラップが。

帳票とテストコンディションはテスト自動化プログラムで既に自動検証されています。
ということは、純粋にやる必要のない仕事なんですよね。
自動化されているんで。

どんなバカでもその意味が一瞬でわかる仕打ち。
アリさんのシュレッター係にたいして「何もしないのにお金がもらえるなんてうらやましい」という旨の意見を言う人がインターネットじゃチラホラいましたが、働いたことないでしょ?

これ、激務よりつらいんですよね~・・・


そして崩壊へ・・・

そして意味のない帳票確認を始めて2週間、進捗会議でも一人だけ進捗が確認されず完全放置。

もちろん上司も私に話しかけることもありません。

そのころには最寄り駅に近づくと吐き気と頭痛がはじまり、駅ホームで30分くらい足が震えて動けなくなる状態となりました。

そしてある朝、出勤し、プロジェクトルームに到着して・・・
突然涙がとまらなくなりました。

結局プロジェクトからはそのまま追放。
私は心療内科に直行しました。


おわりに

その後、いろいろあってシステム領域ではある程度できるようになり、ゆっくりと精神は回復しました。

社会に出ていちど心をぶっ壊すと、まじで一生回復しない可能性があります。幸い私は回復していますが、人生100年時代に20代前半で廃人になったらもったいなさすぎますから・・・。

今ってYouTubeもあるし、いろんな人がnoteもtwitterもやってるし、いい時代になりました。

仕事つれ~、ああ~死にてェ~って人はtwitterとかで相談してくださいね。
(おしまい)

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