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呪われたミドリムシ

私の好きな色は、です。
きょうもよい1日でした、ちくわぶです。

タイトルから想像する微細藻類のお話ではなく
私のもうひとつのあだ名、いや団体名というか。。

私は緑に呪われている身なのです。
青が好きだと言っているのに。。。

好きな季節は?
         新緑の春です。

好きな生き物は?
         カエルです。

好きな食べ物は?
         枝豆です。

追加でペンを買うなら何?
         ちょうどいま緑の蛍光が、、、

お気に入りの帽子は?
         日本野鳥の会のエトピリカ刺繍の
         モスグリーンキャップです。。。

み、みどり?みどりなの?
あーおかーさん、お母さーん、魔王がくるー

え、、、シュレック? そっと目を閉じた…

そしたらまたまた高校生の私だった。
どうしたんだろう、今年に入って2度めの出来事。

そう、通っていた学校こそ緑の呪いのはじまりの場所。
私の学校の制服は緑でした。

ブレザーもスカートも緑1色、
ワイシャツとネクタイはさすがに違ったけど
スクールバックも緑。
その地域では有名な団体名「ミドリムシ」。
多感な頃に顕微鏡で見る生き物に例えられる気持ち。
緑が大嫌いだった。
なのに学年ジャージも緑。緑づくしの学年。
緑が大嫌いだった。なのに緑がまとわりつく。

高校一年のある日、校長先生が重大発表をすると言う。
「制服をリニューアルします!来年から。」
え。
「我が校の緑を基調とした」
ほぅ。
「制服がこれです。」
紺ブレにグレーのスカート!!?緑はっ!
ネクタイのほっそい縞でした。
全生徒一致団結した大ブーイングが体育館に響く。
「うるさいっ!」
校長先生の一喝で押し通されました。
そりゃ出来上がってるもんね。おとなの事情です。

次の春、ミドリムシは2/3になりました。
その次の春、ミドリムシは1/3の絶滅危惧種に。
この頃には誰かしら目立つことをすると
「おい、3年!」
遠目でも学年まで判別できるようになっていました。
だから緑が大嫌いだった。

卒業の日、これにて学校もミドリムシも卒業。
見事に着こなした緑ともお別れ、清々しいわ。
最後のミドリムシ。

ん?なんだろ?わたし寂しいの?

先生も最後のミドリムシだからと、
ミントグリーンのジャケットで式に参加。
上着を交換して写真を撮った。
なぁんだ、大人が着るとかっこいいじゃん。
大人色だったんだー。子どもには解らなかったな。
「あんたたち卒業するから
 今度の春からみんな可愛い制服だねー」
返せ、私のブレザー。

こうして高校生のミドリムシは絶滅しました。

スカートのウェスト折ってぶっくぶくになってたな。
靴下クシュクシュしてたな。
ネクタイの玉をいかに小さくするか研究したな。。。

目を開けたら、緑のバーカーを着た私の目の前に
緑の布がある。

さぁて、お前もマスクにしてやろうか。

こうしてこれからも緑に呪われて生きていきます。
私の好きな色は、自称青です。

先日てぬぐいを買いました






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