悩み検索をやめた日
新幹線で移動した日、
買ったばかりの ipad用キーボードを試してみたいということもあって、暇に任せて普段悩んでいることを全部メモ帳に打ち込んでみた。
このところやけに愚痴っぽかった。
会った人に誰かれ構わず愚痴をこぼしてしまう。
とてもいい態度とは思えないものの、止めることもできず、だらだらと。
どうにかしたいと思って、Google検索にも愚痴やら悩みやらを打ち込む。
YouTubeでヒントや答えになりそうな動画を見る。
note記事を読む。掲示板を見る。それらしいまとめ記事を読む…
全く解決しないどころか、どんどん悩みや愚痴が何なのか分からなくなって、途方もなく大きな、たくさんの問題があるような気分になっていた。
夜、寝られなくなってしまった日に、あまりにも自分で考えることを辞めてしまっていることに気がついた。
何が問題で、どうなりたいか、どちらも全く分からない。
いくら私がお間抜けでも、「どうなりたいかが全く分からない」なんてことはないはずだ。いくら間抜けでも夢は持てる。これは少し疲れているみたいだ。
次の日の朝、新幹線で移動しながら、愚痴を全部メモ帳に書き出してみた。
誰彼構わず同じ愚痴を振りまいてきたので、スラスラかけた。乗車してから10分も経たない間に書き終えてしまった。
全部書き終わると、少しほっとした。書き終えることができたので、途方もない問題ではなかったようだ。
目的地まで時間が余っているので、それに対して、自分が納得できる返答を書いてみることにした。解決策ではなくて、返答するだけにした。
疲れていたので、自分のことを責めるようなことを書くのは今回は辞めておいた。
脳内で自問自答をすると、いつも自責が強くなってしまう。テキスト入力して落ち着いて返答を考えることで、久しぶりに辛くない自問自答ができた。ものすごく久しぶりだった。
辛くなってくると、いつもは手書きでノートに日記をつけていたけれど、手書きの文章は後から文章の挿入や、切り取り・貼り付けなどの加工ができないから、自責が強くなってしまうと元に戻れなかった。
いい買い物をした。いい習慣を見つけた。
久しぶりに自分を肯定できた。
この調子で、自分の機嫌を自分で取れるようになっていきたい。
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