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29. 若者と働くときに大切な3つのこと

ここ1年ほど、わたしはだいぶ年下の若者と働いている。

ミートキャリアの代表きたむらに至っては14歳差である。

ここ2年でベンチャー企業3社で働いているわたしは(転職しすぎっていう声は無視!笑)最近よく感じていることがあって、30代後半以降の転職、特にベンチャーへの転職は『若者とどれだけうまくやれるか』だと。

自分が20代の時、30代後半、40代、50代という先輩や上司にだいぶ気を遣った。嫌味を言われたり、いじわるっぽいことをされたこともあった。歴史は繰り返すって言うけれど、悪しき習慣と歴史は繰り返したくない。だからこそ、自分が40代になった今、気を遣われる側にはなりたくないし、嫌味とかいじわるっぽいことを自分がするのはもってのほか!!だ。

この春、転職するひとや若者が多い部署に異動される方、会社内での自分の年次が上がってきてチーム内の平均年齢上げてるのはわたし?ともぞもぞしている方、一緒に若者とうまくやっていく方法、考えましょうぞ!

若者に囲まれっぱなしのわたしが、若者と働くときに大切なことを3つ書いておきます。誰かの参考になったら嬉しい。

1. 世代が違うことを思い知れ!新しい価値観を取り入れよ!

まずは自分が何世代か。(画像はお借りしました)

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わたしは1979年生まれ、バリッバリのロスジェネ世代だ。学校でも社会でも競争が求められたし、中高の時のコミュニケーションツールはポケベル、小室サウンドで育ったし(trfが最強)、超就職氷河期だったし、仕事 is 我慢!歯を食いしばって生きる!みたいな世代だと思う。(思いきり主観)努力しないと置いてきぼりをくう、夢も希望もない、自分なんて・・・と自己肯定感低い、バックパック一つで旅に出る人、自由でいいな〜みたいな世代じゃない?違う?(これも思いきり主観)

一方、わたしが一緒に働いている世代は『ゆとり・さとり世代』、海外で言うところの『ミレニアルズ』。小さい頃からインターネットがあって、ナンバー1よりオンリー1、物に執着しない、所有欲があまりない、最速で答えを欲しがる(これも主観)、といったような感じ?違う?

40代のわたしが感じる『丁寧さ』は、若い世代にとっては『無駄』だったり、Noと言える日本、自分の意見を主張できる若者を羨ましいなと思う反面、それってワガママでは?とか、黙っておけば丸くおさまるのに?なんてことが頭をかすめるBBAですよ、わたしは。

でも、これは仕方のないこと。わたしが感じている違和感を、ひとまわり以上違う年上と一緒に働かなければいけない若者だって感じているはず。お互いさまだ。

だから、お互い違う世代なんだってことを認識しておく。まずこれが大切だと思う。張り合うのも嫉妬するのも違うし、自分とは違うと排除するのも違う、というかもったいない。

新しい世代の価値観を知ることが出来たら、許容できる範囲で自分にも取り入れていけばいい。

例えばわたし自身のことで言うと、生活を便利にするような家電を使うことが、奥さんとしてサボっているのでは?とか、家事を夫がやっているのを見ると申し訳ない気持ちになったりする。自分の母親のときはこれくらい当たり前にやっていたよな、って、なぜか親世代の価値観に縛られていたりする。払拭するためにも、まずは便利家電やサービスを使ってみる、それで合えば取り入れる、合わなければやめればいい。

あとは『所有すること』。家を持つ=一人前という感覚がある。結婚して子どもがいて家を持ったら、親や親戚から「あなたもやっと一人前ね」って認められるような。今の若者世代は、『所有すること』に執着がないな、と感じる。家は賃貸でいいし、服もバックも家電も音楽も映画だってサブスクだ。クローゼットを服でいっぱいにしたり、棚にCDやDVDを並べて悦に入る、みたいなことが必ずしも喜びに繋がるわけではないんだろう。ミニマリストに憧れる、ほんと。わたし自身、今いちばん手放したいのは家。それは働き方がリモートになったので働く場所を選ばず、通勤もないから。ただ、我が家は夫が出社型だから今の家をわざわざ手放して賃貸になるっていう選択肢は今のところない。

そして『経験にお金を払う』こと。お金を払ってインターンシップに参加したり、ミートキャリアでやっているカウンセリングもそうだし、自分が憧れているひとがいるような場・サロン的なものに所属する、といったこともそう。目に見えないことに割と躊躇なくお金を出せる若者世代にすごく憧れる。ひと昔前だとカウンセリングって、どこか病院とか何か問題があることを連想させたけど、今はだんだんと自分の調子を整えるために使うもの、となってきた気がする。手元に目に見える形で何かが残らないとお金を払う気がしないわたしだったけど、ここ数年で、若者世代の見えないものにお金を使って経験を得るっていう考え方が取り入れられるようになった気がする。

2. 今を生きるんだ!先輩風を吹かせるのはやめよう!

わたしの時代は○○だったよー、という話ほどウザいことはない。

親世代に昔の子育てを強要されてムカついたママさん、きっとたくさんいるでしょう。昔は20代で結婚するのが当たり前だったって親や親戚に言われて悔しい思いをされてる方もいるでしょうし、50代以上の会社の先輩や上司に「昔はこうだった、だからこうしろ」みたいなことを言われて、は?何いってんの?今、2020年ですよ?て思ったひともいるでしょう。

自分より年上の人が言う、「普通はこうするよね?」という問いが何よりも相手を苦しめていることを心に留めておこう。自分の世代の普通は過去!今を生きましょうぞ。

とは言え、何でもかんでも閉口すれば良いっていうものでもない。年齢を重ねた分、若いひとよりも経験していることは多い。自分の経験談から、あーーーそれはこうやったほうがいいよー、とか思うことない?

だけど、覚えておこう。すべては人による!

例えばわたしは今まで2回同棲経験があるのだけど、結婚前に同棲はしないほうがいいなって思っている。理由は、同棲→結婚ってあまり変わらなくて面白みが無かったから。結婚して初めて一緒に住む家を選んだり、家具を揃えたり、家事の分担とかそういうの考えてキャッキャウフフするの、いいよなあ、って。同棲しないほうが新婚の時間、楽しそうって思うから。

だからと言って、「結婚前に同棲はしないほうがいいよ!」とは言わない。カップル、本人たちによる。よく同棲経験のあるひとが「結婚前に同棲しとくのは絶対大事!お互いの価値観を知るためにも!」とか言ってるのを見ると、価値観違って別れるとき大変なのに?と思わなくもないし。

あくまでも、わたしはこうだったよ、と経験談を話すくらいにとどめておくのが我々世代のマナーかな、と。先輩風吹かせることは単なる自己満足でしかないと思う。

3. 使いやすいBBA・JJIになろう!

社会で働く以上、どうしたって歳を重ねるに連れ上の世代はリタイアし、若い世代が入ってくる。自分が社長でもない限り、自分より若いひとが上司になること、フリーランスだったとしても若い世代と一緒に仕事をする機会は増えてくるはず。

老害にはなりたくない。みんなもそうでしょ?たぶん。

【老害】自分が老いたのに気づかず(気をとめず)、まわりの若手の活躍を妨げて生ずる害悪。

字面だけで恐怖だ。害悪、絶対なりたくない。

こちらが年をとっているだけで、若者にとっては物が言いづらいだろう。

わたしも経験がある。50代の仕事全然しない先輩に、お願いだから仕事してよーーーって思ってたけど言えなくて、そのひとの仕事を肩代わりしてやっていたこともあるし、年賀状を書くのを止めたときに親戚に、礼儀がない!と怒られたときも、思うところはあっても何にも言えなかった。

年齢を重ねている分、何でも言ってもらいやすいようにすることが大切だと思う。間違っていること、足りないことはちゃんと指摘してもらえるように。

年齢を重ねているからって偉くない。誰だって年はとる。年の功で、こちら側がどんなことを言われても受け止められるくらいにはならないと。そして素直であるように。自分の至らぬ点や失敗はちゃんと認めて謝ること。

ありがとうとごめんを言えることが大事っていうやつ、生涯有効!

よく、若いひとに馬鹿にされたくないというひとがいる。そういうひとは、案外自分で自分を低く見積もっているとか自分に自信がなくて、ひとから何か言われることから自分を守ろうとするのではないかな。やるべきことは若いひとに馬鹿にされない自分を作ることではなく、自分で自分を認めるほうが先では?そして指摘される=馬鹿にされる、でもないことも心に留めておくべし。

馬鹿にされるとはまた違うけど、BBA・JJIになっても若者にいじってもらえるなんてありがたくない?わたしは、いじってもらいやすいBBAになりたいなと思ってる。

かと言って、若者に言われっぱなしでいろよなってことではなくて、こちら側も言いたいことがあったら言いましょうよ、でもそれは年齢関係ないからね、と。

年齢が障壁になって、お互いに言いたいことも言えないそんな世の中じゃ(POISON・・・だけど若者は知らない、たぶん)よくないでしょう?

だからお互いに言いたいことを言い合って、仲良くしていきましょうぞ!

とかつらつら書いたのに、ミートキャリアのみなさんから使いにくいBBAって思われていたら死。


コロナショックでキャリアに不安を抱えている方、何か話したいなと思ったら、カウンセリングをどうぞ!







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