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アジア人の親は厳しいの?

先週、7th gradeの息子の2ndクォーターの成績が出たのだが、
思ったよりも芳しくなかった。
(というか、約束をしていたグレードをキープ出来ていなかった)
で、気付いたら今朝、夫によって息子の部屋からゲーミングPCが撤去されていた。

夫は普段子供達に勉強しなさい、宿題しなさい、と一切言わないタイプ。(日々口うるさいのはどちらかと言うと私)
どんなに遊んでいても最終的に結果が出せればそれでよし、出せなかったらその責任は取りなさい、というのが彼のスタンス。

そんな出来事を息子が今日学校でお友達に話したら
「自分の親がアジアンじゃなくてよかったー」と笑われたそう(笑)
うんうん、ママもそう思うよ、と車の中で一緒に笑ったが、
どうもアメリカではアジア人=教育ママ、教育パパというイメージが強く、塾などお勉強系の習い事も、アジア人が通っている率が確かに高い。

実際頭が良いと言われる学校にトランスファー(転校)するアジア人家族が多いのも事実。(アジア人が多いから頭が良いのか、どちらが先かは分からないが、アメリカ国内の一般的な認識として、アジア人の比率が多い学校はレベルも高いと言われている)
塾にも通わない(週に1度の日本語のオンライン教室ですら近所の子供達には驚かれている。)テストの点数が悪くてもさほど文句を言わない我が家ですら、子供達のお友達からすると、「ティピカルアジアン(典型的なアジア人の親)」に見えるらしいのだ(笑)

そういえば、少し前に、娘のピアノの先生に「練習しないでレッスンに来るとこんな風に怒る先生もいるのよ、怖いわねー」と見せられた動画が
アジア人の先生のものだった。
そう言われてみると、私が小学校の時に習っていたピアノの先生も練習しないでレッスンに行くと手を叩いてきたりしたっけ、と思い出した。

全てにおいて、とは言わないが、基本、
「褒めて伸ばす」アメリカ式育児と(これについてはスポーツの場面でも面白い違いがあるので、また改めて追記したい)、
「できないところを指摘しがち」なアジア式と
同じ子育てでも随分違うなーと感じることがある。

勿論、どちらが良い、悪いという話ではなく、
それぞれの国で長年かけて培われた価値観や
考え方の違いからくるものなんだと思うが
どうしてこうなったのか、考えてみるとすごく興味深い。

息子はnextクォーターの成績が出るまで、ゲーミングPCとはお別れ中。

そんな息子に今朝、夫がかけていた言葉が印象的だった。
「パパは成績が悪いから取り上げたんじゃない、
 パパと約束したグレードをキープできなかった=
 約束を守れなかった、というのが取り上げた理由なんだよ」と。

大事なのは成績じゃない、約束を守ること。
楽しいことを好きなだけするには
それなりのresponsibilityが伴うということ。

この言葉の意味が息子にちゃんと届いているといいな、と思いながら
彼がどんな風に頑張るのか、見守りたいと思う。




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