【ジャムアートの魅力】当店のデコレーションケーキづくりを紹介します
■本州最東端の街にあるけど西野屋です
こんにちは、はじめての方は、はじめまして。
本州でいちばん東にある街・岩手県宮古市、三陸鉄道の宮古駅から徒歩5分ほどのところで、「洋菓子・和菓子・パン」を扱う、小さな菓子店を営んでいます。
お店の名前は「西野屋」(にしのや)。
こちらは、当店を紹介している記事です。
■ケーキといえば「デコレーションケーキ」
今回は、洋菓子の紹介です。
どれから紹介しようか悩みましたが、洋菓子屋として、やはりまずは、デコレーションケーキを紹介しないわけにはいかないですね。
先日も書きましたが、昔は生クリームが手に入りずらく、当店では、バタークリームでケーキを作っていた時代がありました。
今は、様々なクリームを独自にブレンドした生クリームケーキを提供しています。
チョコレートクリームタイプも出来ます。
デコレーションは、ジャムアート+フルーツとホイップのトッピングです。
フルーツは季節やジャムアートの内容にあわせてアレンジしています。
当店のデコレーションケーキの特徴は、ケーキの表面にジャムアートでイラストを描くサービスです。
デコレーションのイラストやメッセージは、プリントや、焼きで行うお店もあれば、チョコペンで行うお店もあると思いますが、当店の場合は、チョコペンの縁取りにジャムで配色したジャムアートです。
ご注文いただいた方もときどきビックリされますが、機械は使っていません。すべて手描きしています。トレースもしていません。目視で描いています。
どうやって描いているのか知りたい、と、たまにリクエストされますので、今回は、本邦初公開、このジャムアートのやり方を少しだけ説明しようと思います。
実は、このデコレーションは、ケーキの形作りやトッピングをパティシエが行って、ジャムアートは和菓子の職人が行っています。和洋両方とも扱っている当店ならではの、和洋コラボ?かもしれません。
当店では、和菓子の練り切りや生菓子もたくさん扱っていますので、ときどき、和菓子コーナーも見てみてくださいね。
こんな、季節に合わせた和洋折衷の生菓子を作ったりもしますよ。
■アマビエをケーキに描いてみます
さて。デコレーションケーキ作りについては、動画を用意しましたので、まずは、見ていただくのがいちばんだと思います。
今回、やってみたのは、引き続きコロナ感染症も猛威を振るっていますので、あらためまして、わりとシンプルなアマビエの絵をケーキに描いてみることにしました。
他にも、お客様のリクエストに応じて絵を描きます。よほど細かすぎるものでない限りは、だいたい描けます。
ケーキの大きさや絵の複雑さによりますが、トッピングのデコレーションと合わせて、だいたいのものは、一つのケーキに15分~30分ぐらいのお絵描きになります。
動画は早送りも入れて3分少々です。
今回のアマビエはシンプルで、色の種類もそんなに使っていない簡単なものですが、ところどころ細かい作業もありますので、見ているだけでもちょっと楽しいと思いますよ。のんびりと見てみてください。
■ジャムアート動画の内容を解説します!
いかがだったでしょうか。
では、動画で説明しきれなかったことを、補足していきます。
まずこちらが、今回のアマビエの元イラストです。
カワイイです。アマビエちゃん、通称「西野アマビエ」と呼んでいます。
こういう感じで、元になる絵をお客様に用意していただきます。
または、イメージを言葉でいただいて、こちらにお任せ、ということになります。
最初に、5色の着色料を混ぜて、使うジャムの色を作ります。
難しいことは分かりませんが、光の三原色、とか、インクジェットプリンタのインク(CMYK)と同じような考え方です。
元の色は5色ぐらいあれば、だいたいの色が再現できます。
今回のアマビエでは、元の5色の色を混ぜて、7色のジャムを用意しました。
同じような青系やオレンジ系でも、ちょっとずつ濃さが違ったりしますし、使うときには重ねて塗って濃淡を作ったりもします。
塗るのは一発作業なので、色が途中で足りなくなることがないように、また、ほぼ使い切れる量になるように、ケーキのサイズによる絵の面積や、色ごとの面積を考えて、色ごとにジャムの量を変えて準備しています。
色合いも、量も、大事です。
この、色づくりが、いちばんのポイントかもしれませんね。
イラストを見ながら、チョコペンで枠の線を描きます。
これはもうそのまま、目で見ながら、元絵の線を描いていくだけです。
チョコペンでメッセージや絵を描くこと自体は、わりとポピュラーなサービスではないかな、と思います。
でも、当店の場合は、これからさらに、ジャムで色を塗っていきます。塗り絵ですね。
動画で分かりますが、元絵のちょっとした色味の違いを、重ね塗りで表現したりしています。
少しずつ色を重ねて、用意したジャムを使い切っていきます。
ちなみに、絵を描くときの台は、業務食材の缶を洗浄・消毒してから使っています。きちんとした台を買ってもいいのですが、ちょうど、この缶の高さが、絶妙にぴったり作業しやすく身体が慣れてしまいました…。
色を塗り終わったら、フルーツとホイップを盛り付けます。デコレーションケーキの華ですね。
動画では見えませんが、もちろんケーキのスポンジの中にもフルーツがぎっしりです。中も外もフルーツたっぷりになるようにしています。
トッピングが出来たら、「ナパージュ」という透明のジャムを塗って、フルーツにツヤ出しをしていきます。
あとは、リクエストによってメッセージを書き足したりすれば、完成です!
どうでしょう? 西野アマビエちゃん、似てますか?
■色々なイラストを描けます
色々なイラストやメッセージを描いています。
デコレーションケーキは、安心していただける品質を保つために、店頭販売のみにしています。発送をご希望の場合は、ご事情により個別のご相談となります。詳しくはお問い合わせください。
他にも、商品の記事はこちらです。
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