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【ゆる旅台湾】移動時間も旅時間

約5年ぶりに海外旅行をした。

行き先は、以前留学で1年間住んでいたことのある台湾。もともと海外旅行が好きだったけど、この数年はコロナもあって全く海外に行けなかったので、行きたい気持ちが先走り行き先や日程を決める前に会社に休みを申請した。

休みを取ってから、誰とどこに行こうか?と考えた結果、ひとり旅をしたことがなかったし、台湾にもずっと行ってなかったのでひとり旅で台湾に行くことにした。

住んでいたこともあるし、言葉の心配もないので、はじめてのひとり旅にはこれ以上ないチョイスではないかと自画自賛しつつ、宿と飛行機を予約したけど、そもそも予約をしたのが出発の1週間前なので一緒に行ってくれる人がいたかどうかは疑問である。

そんな感じで予約から無計画を発揮しながら、1週間後の台湾行きが決まった。

予約をしてからの1週間はどこに行って、何を食べて…をひたすら考える毎日。あれもこれもと欲張っても誰かに反対されることもないし、何もしないでぼーっとするのも自由。100%好きなように時間を使えるじゃん!と、この段階で早くもひとり旅の良さを感じ始める。

空港までの電車移動も、空港の待ち時間もずっと1人。いつもの旅行なら、空港で友達と待ち合わせて、チェックインしたらご飯食べるところを探して…といろいろ段取りを決めたりもしてたけど、手荷物カウンター混んでるから預けなくてもいいや、とか、税関を通った後にあとに飲み物と軽食を適当に買って、あとはずっと読書してたりとか、自分のペースで何でも進むので、待ち時間も含めて、もう全部が楽しい。

小学生の頃「家に帰るまでが遠足です」と言われたけど、ひとり旅は「玄関を出た瞬間から旅は始まっています」と言う感じ。

スーツケースを引いて空港を歩いてるだけで楽しすぎてニヤニヤしてしまうので、普通に歩いてたらだいぶ怪しい感じだったと思う。マスクを常備しているこのご時世で本当に良かった。コロナ禍も悪いことばかりじゃないかな。

旅行時間の全てを自分のペースで自分のために使える。この感覚を知れただけでもひとり旅にした価値がある。

出国前でこんなに楽しいのに、台湾での4日間はどれだけ楽しいんだろ。

期待しかない旅が始まってスキップしそうな気持ちをなんとか抑えてウキウキしながら搭乗ゲートに向かう。

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