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直感的なわかりやすさ、間違えにくい視線誘導

営業車の車検を受けていたときのことです。代車を借りていましたが、そこであてがわれたのはアクアです。初めて乗った感想を申し上げます。

どこを触れば車が動き出すのか、まったくわかりませんでした。

特にシフトレバーの動かし方がわかりにくく、安全性に疑問に思うところがあります。同一のメーカーであれば、位置や操作感をそろえるほうが合理的と考えますが、これほどに車ごとに変えてくるのはなにか訳があるのでしょうか。

ユーザーインターフェースには、こだわります。私は、からだの動きに自然になじむような、直感的なわかりやすさを求めます。逆に、誤作動を誘発するようなものには、厳重注意です。

ところで、知らないうちに定期購入をさせられている通信販売の方法があり、一部では消費者被害を生み出しています。初回の購入は、大幅に値下げをして申込みを誘います。無料にしていないところが、疑うところを減らすうまい誘導であると思います。

判断能力が低下する高齢者がひとり暮らしをしているときには、気づかないうちにこのような被害にあっていることもありますので、家族の定期的な見守りのほか、必要に応じて成年後見制度を利用していただきたいものです。

脳や視線は、意図的に誘導されやすいものと言われます。赤は止まる、青は進む、というように脳にすり込まれています。これを利用したり、逆に違和感を与えることで、意図的に行動を操縦することも難しくありません。

表現における錯覚は芸術ですが、生活における錯覚はときには身に危険が及ぶものです。つくり手や提供者側には、高い水準が求められることでしょう。

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