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スタートアップの門を叩いて10ヶ月たった今、正直に想うこと。

昨日で仕事納めを迎えたので、温度が下がらないままに、想うことを手付かずで綴っておくことに。

*備忘録です、悪しからず。

1. 自分が出せる価値とは

2月に今のチームにジョインした。

それまでの自分は、サービスや売る仕組みがすでに出来ているSaaS系の上場ベンチャーに新卒で入り、辞めるまでの7年間、法人セールスだけをやってきた。

その後、独立してフリーになるが、持っているスキルと言えばセールスだけなので、B2Bのセールスコンサルや顧問なんかを転々としていた。

そんな自分が、アイデアと技術力とスピードで0からWEBサービスを世の中に生み出そうという5人のテックスタートアップの門を叩いた。

自分以外のメンバーは、デザインやプログラムを書くスキルは勿論、マーケやデータ分析など、要は何でもできるジェネラリスト。もしくは一つのずば抜けたクリエイティブスキルを持ったスペシャリストからなる集団。

そんな中、B2Bの法人セールスという全く畑違いからやってきた自分に一体何ができるのか?

BでなくC向けのサービスを作ろうとしているチームで、自分が出せるバリューは何なのだろうか?

新しい自分の価値を創り、結果的にチームを通じて社会にバリューを出すことができるのだろうか?

そんなことを考えていた。


2. 結果以外の全てを捨てる

上に書いた通り、優れたスキルを持ち合わせた集団、といってもまだまだスタートアップ。

すでに世の中に大きな価値を提供しているサービスがあるわけではなく、それを0から創っていこうという段階である。

とにかくみんな「結果」に飢えている。

極端な例えかもしれないが、結果を出すこと以外の一切を捨てる覚悟を決めている

言葉を換えると、結果以外は、誰にも何も期待しないし、されない

そう腹をくくっている。

そう感じた。

誤解のない様に付け加えておくと、チームは皆、情に溢れており、徳がある。何より仲間を大事にするし、プライベートでも遊ぶぐらい仲がいい。

仕事に、私的感情を持ち込まないことに一切の妥協がないだけだ。

未経験で歴の浅い自分からの意見も、結果を出すために必要であれば即実行されるし、どんなにいいアイデアだと思って熱心にプレゼンしても、あっさり却下されることもざら。

かけた時間、努力、プロセス、愛着、個人的な想い、バックグラウンド、歴 。一切関係ない。

見ているのは、純粋に「結果」だけ。

個人的な見解だが、ビジネスにおいてそういった姿勢をドライと感じる人は少なくないと思う。なぜなら自分も最初少なからずそう感じたから。

けど、今は違う。

あらゆるモノゴトに一切目を向けず、純粋に結果だけを追い求める姿勢というのは、ビジネスにおいてとても真摯な態度 だと思ってる。


僕たちは大前提として「人と一緒に」仕事をしているのだ。

断じて一人でやっているのではない。

人に優しくすることは大事。

感謝をすることも大事。

だからといって、仲間に優しくする態度、を履き違えてはいけない。

「No」と言ったら相手は嫌な気持ちになりそうだ、といって胸にしまう行為は断じて優しい態度ではない。表面上の会話を優しくする態度は、何も相手にgiveしたことにはならない。

メンバーのパフォーマンスを最大限引き出して、最高の結果を生み出すこと、そこだけは妥協しない。たとえどんなに嫌われても。

大丈夫、どうせ嫌われないのだ。

勝手に自分が思い込んでいるだけで。

あらゆる感情に蓋をして、目の前の結果だけを見る。人生の時間を削ってコミットしてくれているメンバーには、サービスの結果を持って恩返しする。


今の仕事めっちゃ楽しい!

やりたい仕事がやれているから幸せ!


そんな感情どうでもいい。

決めたのだから、ただやる。それだけだ。

真摯である。


と、まぁだいぶサイコパスな文面に仕上がってきたが、同じスタートアップやベンチャー企業に勤める人、もっと言えば仕事している人なら、「そんなの当たり前じゃん」ということかもしれないが。


3. 今、想うこと

今年1年やってきことたを羅列すると。

・各種SNS運用
・PR/採用媒体への記事作成と投稿
・PR動画作成
・イベント登壇でサービス紹介
・既存サービスのCS業務
・ゲストハウスと連携してミートアップ
・ホステルで訪日外国人へ英語でインタビュー
・新サービス課題インタビュー
・ソリューションインタビュー
・MVPインタビュー
・sketchでのデザイン
・コーディング

こうして書くと色々やってきた様にも見えるが、結果が伴っていない以上何もしていないのと同じだ。

悔しい。ものすごく。

何も持たない自分を受け入れてくれたチームに、結果で持って一刻も早く返したい。社会から「こんないいサービス創ってくれてありがとう」と感謝される価値を残したい。

今、それが正直な想いだ。


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