｛読書感想短歌*162｝ロバート・ニュートン・ペック 『スープ』

おべんきょうだけじゃココロの栄養がかたよるよ ほら〈スープ〉はいかが？

obenkyou dakeja kokorono eiyouga katayoruyo, Have a cup of soup！

スープ

いたずらっこすぎる親友にふりまわされながらも、それがけっこう楽しい、という、うわぁいかにも少年期！な少年の日常ものがたり。楽しいことばかりじゃないし、悩みだってたぶんあるんだけど、〈だけど、君がいる〉っていうこのかんじ、こどもの頃は確かにあった。

※わたくしごとですが、物心がつく前に肺炎で死にかけたことがあるらしく、お医者さんに〈命の保証はできません〉と言われて母は絶望した、という話を物心がついてちょっとしてから聞きました。以来、自分の人生は〈まるごと余生です〉みたいな気がしてるんだよな、だからついついお楽しみ優先しがちなんだよな、ということなどを、なんとなく思い出しましたよ、インザスープ。