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【えいが】黄色いアロハのキレ加減。【『緑の街』】

こんにちは!
夢コンサートの追加日程がぞくぞく発表されている!…のですが、おおむね西のほうですね、ながおかです。

たまにちょっとだけ東北くらいまで北上してくれるのだけど、なかなか津軽海峡を越えてくれません。
そこ、その海峡、下をトンネル通ってますよ!って、
函館までなら新幹線で来られますよ!って、
教えてあげたい気持ちでいっぱいです、
いえ嘘です、いや嘘ってほどでもないけど、わりと誇張した表現ですよ念のため。

■(さておき、)
今回は!
あの小田和正さん(イエス、オフコース!)が監督した映画『緑の街』について、
というか、その映画『緑の街』における尾藤イサオ(ラブ。)の魅力について語りたい!
と思います。思いますし語ります。

えとね、まあわたくしの尾藤記事のほとんどがそうなのですが、おしまいまでがんばって読んでも、『緑の街』ってどういう映画なの?っていう部分についてはほとんどわからないと思われます、が、
にも!かかわらず!

※ 尾 藤 イ サ オ に 関 し て だ け 、

ほぼほぼネタバレ。
という、特殊な構成でお送りいたしますので、
ええと、そのあたりですね、
★あしからずご了承いただいて、先へ進む。
 か、はたまた、
★とりあえずここで引き返す。
 か、いずれかの分岐を、各々自由裁量でお進みください。
どっちがバッドエンドかとか聞いてはいけません。選んだほうの道が、それぞれのハッピーエンドなのです、人生と同じ。(←ちょっと深いことを言った感じに見せかけてどうでも良い主張をする人の例)

■はいはい、ではでは、
ご了承いただいてお進みになったみなさま、あらためましてこんにちは。
尾藤イサオが好きです、ながおかです。

尾藤イサオが好きなんですよ、ながおかです。
(大事なことなので重ねて述べました。)

…さておき、
この『緑の街』は、小田和正さんが監督した二本目の映画だそうです。1998年の製作。
ということは、われらが尾藤イサオ(きゃわ♡)55才の…え、あれ、55?であってる? 1998ひく1943って55?だよね?あってるよね??
…て、自らのさんすうスキルに疑念を抱き念のためにスマホの計算機を立ち上げてしまうくらいには、
55才には、

※ 見 え な い 。

仕様になっております。
いやもう、あのひとの〈永遠に若く見える問題〉に関しては驚かないつもりでいたんだけどな。
こういう計算久しぶりにやったから、驚かない覚悟がなまっておりました。まだまだ鍛錬が足りません。

■そんな、
〈見えないけど55才〉当時の尾藤イサオが扮するのは、映画を撮影するカメラマンの〈田村〉さん。
これが。もう。激烈に。

※ か わ い や さ し か っ こ い い 。

ええとね、『緑の街』はね、
ごくごくふんわりしたあらすじとしては、
歌手として既に成功している青年(渡部篤郎さん)が、畑違いの映画界で監督として映画を撮ろうとするお話です。で、本職の映画スタッフさんや役者さんたちとの間に、軋轢が生じたり友情が生まれたり、喧嘩したり仲直りしたりラブが絡んだりなどなどするわけですね。はいふんわり。

その中で、カメラマンの田村(≒尾藤♡)は、
わりと強引な主人公と、それに憤るベテランスタッフたちの間に入って、
「まあまあ」、「長い目で見てやってよ」
なんつってなだめるクッション的存在。やさしい。かわいい。

この記事では、そんな田村さん(きゃわ♡)のみっつのひみつ(※でもない)を教えちゃうぞ!

■きゃわ1:黄色いアロハのひみつ。
そうなんです、かわいい尾藤の田村さん、お召し物がたいていいつでも、

※ 黄 色 い ア ロ ハ

なんです。
ああ、今思い出してもいつまでもかわいい。
前を開けて中にTシャツを着るスタイルね。
日が変わって着替えても、同じ色合いの別アロハ。たくさん持っているのね、黄色いアロハ。
あ、黄色といってもそんなにキツい色ではなくってね、淡いというか柔らかいふんわりイエローです。
で。ね。
これが。
すごく。

※ 似 合 う !

んです、
尾藤イサオin黄色いアロハ、
い い ! か わ い い !

あれはもう、アロハというよりあの色味を選んだひとの勝利だと思うのですけれども、
ふだんは黒とか赤とかをまとっている尾藤イサオのちょっと尖ったビジュアル(だいすき♡)から、あのふんわりな黄色が、いいかんじに〈とんがりをオフ〉し、かつ、
〈したしみをプラス〉してくれるのです。
ええ、そうです、つまり、簡単に言うと、

※ き ゃ わ 度 M A X !!

てことだよねそうだよね。
ほんともう、あれ選んで尾藤に着せたひと、てんさいだと思います。本当にありがとう…。
推しをあたかも仏のように〈尊い〉と思うとき、彼らをより美しく素敵に見せてくれる衣装さんやメイクさんやその他のスタッフさんたちのてんさいぶりは、ほぼほぼ〈仏師〉のそれに値すると、私は思っている。

■きゃわ2:お帽子のひみつ。
かわいい尾藤の田村さん、たいていいつでも、ブルーのキャップをかぶってます。
ブルーと言っても、イイ感じにくすんだ青で、キャップと言っても、やわらかい素材でできてそうなやつです。野球帽ぽいのではないのです。
そのお帽子のツバをですね、かわいい尾藤の田村さんは、〈本番を撮影するときだけ〉、くるんと後ろに回してかぶるの。カメリハまでは前向きにかぶってるのを、その場でくるんするんですよ。いい画が撮れますように、っていうおまじないらしいです。
そうそう、この〈帽子くるり〉に関連してすごくナイスなエピソードがあるのですけれど、さすがに映画の後半戦の出来事なので、この場ではモグモグと曖昧にさせておきますね。モグモグ。

た だ ね !
ひとえに尾藤イサオを熱愛するものとして、声を大にしてネタバレしてゆきたい(タチ悪ぃな…)ことがあります!!
あのね、かわいい尾藤の田村さん、このお帽子、

※ も の っ す ご く 似 合 い ま す 。

ゆえに、
 〈前向きにかぶっててもかわいい〉。
そこからさらに、
 〈うしろ向きにくるんとするしぐさがかわいい〉。
そしてもちろん、
 〈うしろ向きにかぶってもやっぱりかわいい〉。
…という、かわいいの三連射でズ・ズ・ズキュン!と打ち抜かれるかんじの仕様になっております。
つまりは、

※かわいい!かわいい!!かわいい!!!

ってなります。ちょっとだけ心臓にわるいので、循環器系に持病をお持ちの方は気をつけたほうがいいかもしれません。

■きゃわ3:キレかたのひみつ。
その、心臓に悪いかもしれないレベルできゃわいい田村さんが、ふんわり黄色い田村さんが、きゃわマキシマム田村さんがね!

※ 一 回 だ け 、 ブ チ ギ レ ま す 。

ええ、ふんわり優しい田村さんを、何がそんなに怒らせたのかは、
〈 さ て お き 〉、

*だってここは、ひたすらに尾藤イサオ(きゃわ。)についてだけ語っていいとされている、尾藤ファン(私か。)の楽園なのです。
たしかそんな感じのことを是とする方のみが、最初のほうの分岐を乗り越えてこちらへ進んできたはずです。(そうだっけ?)

映画終盤、とうとうブチギレた田村さんの、そのキレかたが、あまりにも、あまりにも、

※ カ ッ コ よ か っ た !

ので、聞いてください。
できれば見てくださいと言いたいところなのだけど、どうやら配信とかされてないみたいなので、DVDを借りて見てくださいってことになっちゃうし、それはちょっとハードル高いかなとも思うので、
とりあえず、

※ 私 の 話 を 聞 い て く だ さ い 。

とうとう、ふんわりの限界を迎えた田村さん、黄色いアロハにも限度があるぞ、という地点に到達した田村さんは、
怒鳴りも暴れも、いたしません。(※映画前半でそういうキレ方をする人たちが出てくるのね。)
けっこう静かめに、

※ 「 わ か っ た よ 」

て、ゆうのです。
ここまで、けっこうハードな板挟み状態にも、ふんわりと黄色くしんぼうしてきた田村さんだけに、おぅ、今回も許しちゃうのかしら、わりかしひどいこと言われた気がするけれど、という感じに、いっしゅんだけ、見えるのですが、その、淡々とした「わかった」の流れで、次に出てくる言葉は、

※ 「 俺 は 降 り る 。」

!ていう!ファイナルワードなんですよ!
めっっっちゃ怒ってる!
静かに、淡々と、最終的に怒っている!!
…みなさん、穏やかでしんぼう強いひとを、怒らせてはいけません。穏やか族のひとたちは、ずーっとずっと我慢しているけれど、それはもうね、われわれ短気族よりも我慢ゲージの容量が大きいからなせる技なんですけれども、そのかわり、
 キ レ た ら 、 終 わ り 。
です。最初のキレが、最後のキレです。

でねでね、その、「淡々とキレる」尾藤イサオ(♡)が、ふんわり黄色なビジュアルとあいまって、超絶、超絶にですよ、素敵なんです、カッコイイんです。キレ界のイケメングランプリがあったら98年度の最優秀キレメン賞に輝くこと間違いなしです。

そしてここでがっつりキレてくださるおかげで、

※ な か な お り の シ ー ン の か わ い さ !!

がまた、最大級にマキシマムになっております! いやはや、あのなかなおりをさせていただけるものなら、私も率先して尾藤にキレられたいですよ。
(何をしでかす気か…)

☆おまけのひみつ。
DVDには、『緑の街』のメイキング映像もついてくる(お得ね!)のですが、
その中に、泉谷しげるさん(照明さん役)のNGシーンがあってですね!
その時、会話している相手が尾藤の田村さんなんですよ。
でねでね、泉谷さんのセリフがこんがらがってしまい、カットがかかった瞬間に、尾藤イサオが〈ふわっと笑う〉の!
めっちゃ素敵です!!
まだ半分田村さんのような、ちょっと尾藤に戻ってもいるような、そういう笑顔です。きゃわ。きゃわきゃわ。

■(そんなこんなで)
名作です、『緑の街』。
ていうか、

※尾藤イサオの出ている映画は、すべからくみな名作です。

ということを強く表明いたしまして、
イエス、オフコース!な名作映画紹介回を、おわらせていただきます。ぺこり。

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