[読書記録]ここ最近読んだ本 (2023.3)
育休最後の1ヶ月。専門書以外にもなんとか手を出せました。
基本情報技術系
IT系の知識を体系的に学んでこなかった私。学習を進める上で資格取得はわかりやすいゴールになるので「基本情報技術者」を取得しようと決意しました。
知っていることが多い気もしましたが、ごそっと知らない領域もありました。
受験は4月からいつでも受けられるようになったので中旬にセット。
栢木先生の基本情報技術者教室
試験範囲をおおよそ網羅しているのかな。隙間時間に読みやすかったです。
基本情報技術者パーフェクトラーニング予想問題集
現在進行形。"パーフェクト"ラーニングだし、これ解ければいけるよね..?(慢心)
DX系
社内DX業務に携わり始めてから3年近くが経ちました。今後も邁進していく所存だからこそ、世の中での取り組みにもっとアンテナを張っていかなければと感じています。言い方が正しいかは微妙ですが「その界隈で本が書けるくらい」になっていきたいな。
デジタル人材がいない中小企業のためのDX入門
個人事業に活かせそうだと思い購入。本書は中小企業の社長さんが主な対象読者か。読んでみて以下の点に同意。
ノーコード(ローコード)でできる内容に注力
オンラインをもっと活かす
ルールベースな自動化を検討する
自分が書くとしたら従業員の巻き込み方や、業務フローの重要性を実体験をもとに触れていきたいなとこの本を読んで感じました。
Software Design 3月号
買えばいいってもんじゃあないですが、以前から本雑誌を定期購読したいと思っていたので、3月号から買い始めています。(バックナンバーもあつめたい..)
3月号はコンテナのKubernetesについて。Dockerしか触ったことない私ですが、今後使う機会出てきそうだな..
文庫本
我、拗ね者として生涯を閉ず (上・下) 本田靖春
ノンフィクション作家である本田靖春氏の自伝的小説。
昨年、著者代表作の一つ「誘拐」を読んだことがきっかけです。
「誘拐」を書き上げた本田さんはどのような人物だったのか気になり、(また父が推薦したこともあり)遺作となった本書を読みました。
確かに「拗ね者」と自負するだけあって、世の中の様々な対象(政治、衆愚化した民衆、勤務先であった読売新聞、etc)を痛烈に殴っています。
現在の価値観にはフィットしていない部分もあると感じましたが(氏は百も承知で文章にしている)、仕事人としての矜持に関しては大いに刺激を受けました。
特に好きな部分は「特ダネ」の考え方。本田氏が取り上げた「黄色い血」キャンペーンはまさに本田氏の言う特ダネに当たります。
この本は2000年代前半に書かれた内容だが、20年経ちデジタル化が進んだ現在において、この考え方はますます価値を持つように思います。
新聞記者・ジャーナリスト、さらに言えば私も含む「発信する人」が価値を出すためには独自の仮説、それに基づくアウトプットなど、主観的な要素を組み込んでいく必要があると感じました。
最後の項を書き上げることはできませんでしたが、本当に力尽きるまで文章を書き続けた本田靖春さん。拗ね者として世の中を斬る言葉と自身の行動はまさに言行一致であり、プロフェッショナルな姿をこの本に見ました。
3月は以上。
4月は忙しくなりそうだからどうなるかな。
写真は3月の多摩川河川敷です。
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