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にげる.com 2019の2

割と強気に出て行ったのにも関わらずノコノコと実家へと帰ってきた。

何故帰ってきたのと問われれば理由は
ない。顔見せに帰ってきたとかでもない。

嘘というか一応はフリーランスのライターを名乗っているのだ。
ほとんど仕事になっていないがね。
だから、家族にはぼちぼちやっているよといった感じでお金は?と聞かれたら派遣の仕事たまにやってると嘘を
いった。

さぁ、また振り出しだ。というか、
前回の振り出しよりひどいから振り出しより前、振り出し前。ある意味で
ぐるりと周ってゴール。

しかし、この男まだ仕事をするという
思考にいたらず。
だらだらと図書館に通ったりした。

しかも、借金している状態から来てるわけで少しずつ借金も増えていった。

2ヶ月くらいブラブラして出た結論は
もう一度Aと西へ旅立つということ、
そして今回は仕事を探そうということ
になった。

当時は読む本も変化していて自己啓発は一通り読み尽くしていて。
宗教とか民族学とかが多かった。
読んでいても面白かったのだが、
何か自分のやっていることの意味や
肯定感が欲しかったと思うのだ。

こうしてあーすればこーなる。という
ことより、もっと訳がわからないのも
だって頭でわかってたってうまくいかないし、行動だって最初だけで、すぐに息切れ。

だったらダラける意味を今こうなってることを考えるほうが自分にとっては
健全であり、すぐ健康だった。

そこで救いになったのは河合隼雄の本や資料で当時はほとんどそこからの関連を掘り起こしていた。
ほんと時間だけは売るほどあるから、
図書館にいって読み漁った。

いつも、こういう風になると本ばかり
読む。逃げてる部分もあるし、しばらくするとやる気も不思議と出てくるのだ。

問題が起きて対処しようとする時には
全部やめないとできない感じがある。
同時に2つのことをするのが苦手だ。
何回も繰り返すから嫌になってくる
けど、逃げているのだから仕方ない。

まー何回もそういう期間があるけど、
救ってくれるものはある。
むしろ、やはり問題があるから見つかる感じもある。

くそな経験からいっても、そんなに
備えていても、効率を考えても、
色んな知識があっても役に立たないのは人間そんなうまくいかないという。

良い意味でも悪い意味でもそれで遊んでしまう方がいくらか豊かだ。
都合の良い解釈かもしれないけど。

ということで懲りずに借金を増額して
もう一度Aと西へ旅立つのでした。

ちなみに、なんだか元気ないとか、
毎日泣きそうとかの人達はいきなり
何処かにいける気力がある内なら旅は
おすすめする。ま、なんか得るものは
ある可能性が高い。

仕事なんかも別にそんなくらいなら
辞めても大丈夫だと思う。つらいより
は辞めた所になんかあると思う派である。もちろんそこも苦しいけどたぶん
今よりマシだ。

ってまた誰がいうのだというハナシ。

ダメがダメじゃないって遊ぶのに
エネルギーをくれるものには
こんなことやものがある。

音楽、落語、ジョーク、馬鹿らしい話
不思議な話、なんとなく引っかかる本
森とか海とかネコとかイヌとか。

条件があって、とりあえず使えるだけ
五感を使うこと。
目で見るだけではわからないことが
たくさん隠れてる、というか見えなく
なっていく。騙された気で書いたり、
触ったり、食べたりしてみてほしい。
少しずつ知ってたいい感じのことを
取り戻せる。

五感使ってある程度健康ならけっこー
気楽になるからやってみて。

つづく

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