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One of the Ans. 誰のために生きるのか

こんにちは、hana です。

前回、「誰のために生きるのか」という記事を書きました。まだの方はぜひこちらの記事もお読みください。

この文章の中で、両親のために生きなければいけないのか・・・?という問いにぶつかったので、自分なりに考えてみました。


まずは結論から。私の解は、"YES" です。つまり、「私は育ててくれた両親のために生きなければいけない」ということ。

しかし、これだけに今後の人生の100%を捧げる、というわけではありません。あくまで1つの答え、です。



私の母は、20歳(正式にはまだ19歳)で長女である私を出産し、その2年後(母が21歳の時)に双子の妹を出産しました。今の私が21歳なので、母はこの歳ですでに3人の娘の子育てをしていたことになります。

しかも、住み慣れた実家ではなく、父と、父方の祖母(母にとっては姑)と一緒に生活をして、主婦として家事をこなしながら、です。祖母も父も働いていたため、日中は一人きりで幼い子どもたちを世話していたのだと思います。

主婦業、母親業だけでも大変だったはずなのに、祖母との関係がうまくいかず、人間関係にも悩んでいたと思います。気が休まる瞬間が、一瞬もない、そんな生活を20代前半からずっと送っていたのです。

祖母の難病が発覚し、介護をしていたのも母でした。元々仲が良くなかった祖母と母。この頃から2人の言い争いが悪化し、母の涙を目にすることもありました。当時3人の娘は小学生で、まだまだ手のかかる時期でした。苦しさに拍車がかかっていたのではないでしょうか。


父は、とにかく毎日仕事をしていました。朝早くから夜遅くまで働いてくれていました。休みの日には、庭仕事や家事の手伝い、家族サービスなど、休む間もなく私たちに尽くしてくれました。疲れている様子は見せず、いつも明るく振る舞ってくれる父。それが当たり前だと思ってしまっていた時期は、かなり長かったと思います。


21歳になり、少しずつ社会の厳しさや働くことの大変さがわかってきた今、父と母のこれまでを振り返ると、感謝してもしきれない思いでいっぱいになります。


母から、「私は周りの友達が遊び歩いているときに、誘いをほとんど断って子育てに奮闘していたし、義母さんの介護もしてたんだよ。まあでもこれも全て自分が選んだ道で、責任を持たなければいけなかったんだけどね。」と言われたことがあります。

喧嘩していたときに言われたことだったので、「自分の選んだことなんだから私には関係ない」なんて薄情なことを思った記憶があります。あのとき、なぜ母や父の苦労に気がつかなかったのだろう、もっと早く感謝の気持ちを持てなかったのだろうか、と自責の念に駆られます。


ここに書いたこと以外にも、きっと、たくさんたくさん、苦労したことがあるのだと思います。私は反抗期も長かったし、3人を育てることにはお金も労力も相当かかったはずです。



そんな母と父に対して、今度は私が、「時間」と「お金」と「気力・体力」をかけて恩返し、いわゆる親孝行をしていく番です。どんな形で恩返しができるかは、まだわかりません。今すぐに思いつくのは、介護くらい。


母と父は、何をしたら、私がどのように過ごしたら、喜んでくれるのか。

何が、「両親への恩返し・親孝行」になるのか。



私が考えに考えて出した答えは、「私も両親も幸せでいること」です。

まずは、私が幸せでいること。そのために、健康に、笑顔で、日々を楽しく過ごすこと。1人の人間として社会に貢献し、充実した日々を送ること。両親を心配させないくらい、立派な大人になること。

そして、両親が幸せでいること。そのために私ができるのは、両親が育ててよかったと思えるような人間であること。両親と沢山の時間を過ごすこと。2人の好きなことをさせてあげること。そして、何よりも、私や妹たちが幸せに生きること、なのではないでしょうか。



両親のために生きることは、私が幸せに生きることでもあるのです。

だから私は今後、「私は育ててくれた両親のために生きる」ことを決めました。



そして・・・。

そのために私は、母から指摘される「自己管理能力の低さ」を改善していかなければいけません。こんなことでずっと心配をかけているようでは、いつまで経っても恩返しができません。


母が「そんな生き方、くだらない」と言った、「他人の評価を重要視する」という私の価値観。これも、少し改善したいと思います。


よく考えてみると自己管理能力というのは、他人から評価されにくい部分であり、人に迷惑をかけることの少ない部分でした。他人の評価以外の価値基準を持つことで、自己管理能力の低さも改善できるのではないか、と思ったのです。

また、母の価値基準から見ても「いい生き方をしているな」と思ってもらうことは、「恩返し」の1つに繋がっていくのではないか、そう考えました。


他人の評価を気にする癖は、きっとすぐに直せるわけではないし、この癖にもいいところがあります。だから、これもまた、100%改善するのではなく、自分が満足する程度に改善できたらいいな、と思っています。


そしてこれからも、「自分の幸せ」と「両親の幸せ」について考え、行動していきたいと思います。



皆さんもぜひこの機会に、「自分は恩返しや親孝行として何をしたいか」考えてみてくださいね。



では、また。




P.S. 父と母へ。

育ててくれてありがとう。2人からの愛情には、感謝してもしきれません。

これからは、私が恩返しをする番。不器用なりに、2人への感謝の気持ちと愛を込めて頑張るから、見守っていてね。


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