子育て世代にぜひ呼んでほしい本 「回避性愛着障害」 岡田尊司

世界的に少子高齢化が進んでいる原因から
現在急増している【回避性愛着障害】をもつ人間についての特徴や苦労が記されています。

なぜ、子育て世代に呼んでほしいか。
自分が子供だった頃の親の振る舞いや環境を改めて思い出し、自分の子育てのスタイルを考える切っ掛けにしてほしいから。

私の両親は不仲です。
小学生の頃まで普通だったのですが、母親がタバコを辞めたことをきっかけにタバコを辞めない父親を嫌悪し、私にタバコは悪。父親は悪という教えをすり込み、それを信じて父親に「タバコを吸わなければ今まで使ったタバコ代でもっといい生活ができた。」と言ったら思い切り殴られ、母親はそれ他人事のように見ており、それ以来母親のことは信じられなくなりました。
現在、母親は連絡先はおろか住んでいるところすら知らない状況。
父親とはここ10年以上はまったく話すこともなく家族の絆は無いに等しい人生を送っております。

このような幼少期を過ごした私は巻末の診断テストで
安定型愛着→6
不安型愛着→7
回避型愛着19
未解決型愛着→3
のような結果になりました。

親のことを信じれない、味方だと思えない子供が大人になると

  • 他人を頼ることが苦手

  • 話しかけるのが苦手

  • 他人に興味が無くなる→他人の気持ちを汲むことが苦手

  • 空気が読めない

という特徴を刻み込まれて社会に放り出されます。
案の定、30歳で適応障害になり生きる希望を失いました。(今はすこぶる元気です!)
こんな思いをするのはもう私だけで十分です!
なので子育て世代に読んでほしいのです。

まず自分の人生を改めて振り返ってほしいです。
親からどういう愛情を受けて育って自分の人格が形成されたかを改めて思い返し
いいところと悪いところを精査して自分の子供に還元してほしいのです。

なぜ赤ちゃんは泣くのか、なぜイヤイヤ期があるのか。
24時間365日赤ちゃんのことを見ていなきゃいけない状況はとんでもないストレスだと思います。
でもそれが人間に備わった愛着システムの一つでありこの時期の親から子への接し方で人格が形成されてしまうことを気づいてほしいと
回避型になってしまった私からの悲痛を込めたメッセージになります。


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