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ラブライブ!サンシャイン!!楽曲、スタートアップで働く我々への応援歌説

前段:スタートアップ界隈へ、ラブライブはいいぞ!

のっけから「お前は何言っているんだ」感が全開のタイトルで恐縮だが、このnoteで伝えたいことは以下の一行に集約される。「心が少し疲れてしまったら、ラブライブ!サンシャイン!!の楽曲群を聞いてみてほしい。」

5分程度なら時間がある方へ。
楽曲紹介パートを流し読みして、共感した歌詞があれば、是非その曲だけでも聞いてみてほしい。

もう少し時間がある方へ。
ラブライブ!サンシャイン!!楽曲の神髄は、その物語性にある。是非アニメを一気見した後に、各楽曲を聞いてみてほしい。こうなること請け合いである。

▼そもそも『ラブライブ!サンシャイン!!』とは
雑誌・アニメ・CD・ライブなどオールメディアミックスで展開される、スクールアイドル「Aqours」の9人を主人公としたプロジェクト及び作品群である。

楽曲の歌詞に見るラブライブ!のスタートアップ性

一アニメファンとして長年このプロジェクトを楽しんできたのだが、ここ数年、その物語を自らの人生・境遇と重ねて見てしまうことが増えた。つまり、ラブライブ!というプロジェクトを、ラブライブ!サンシャイン!!という作品を「スタートアップのアナロジー」として解釈して楽しむキモい青年の爆誕である。しかも勝手に泣く。ただ、ちょっと箇条書きにしてみただけでも、かくもスタートアップ的要素に満ちているのだから仕方ないと言い訳したい。

・どこまでも自らの平凡さを自覚しながらも、その熱意で周りを巻き込み、大きすぎる夢を追いかけるビジョン型のCEO高海千歌
・突拍子もない千歌の言動に呆れながらも、時に支え、時に叱咤激励してその実行を支える、桜内梨子・渡辺曜という二人のCOO的人材
「0から1へ」という物語を貫くテーマ性
・「輝きたい」というビジョンと「廃校阻止」というミッション
・楽曲の歌詞の各所で散見されるベンチャーマインド

一方巷では、田端信太郎さんが「Nizi Project」をビジネス的観点から読み解き、30代・40代のビジネスパーソンにオススメしているらしい。ならば大好きなラブライブ!で、Aqoursで同様のことをしてみようではないか

実はそんな大志を抱いて書き始めたのがこのnoteなのだが、いざ書き始めてみると自分の言語化力が秘めたる想いの大きさに全くついていかない。気づけば、4連休も最終日の午後である。

そこで、今回はその焦点を泣く泣く絞り、「楽曲の歌詞」にフォーカスすることとした。前述のように、ラブライブ!サンシャイン!!楽曲には、その「0から1へ」というそのテーマ性ゆえか、スタートアップで働く我々が非常に共感できる歌詞が散見される。
筆者自身、このコロナ禍で心が苦しくなったとき、彼女達の歌に何度も何度も救われた。幸い、精神的に一番キツい時期は乗り越えたものの、コロナによる不安やリモートワークによる孤独、社会全体を取り巻く暗雲はいつ終わりを迎えるか、誰にもわからない。そんな状況の中、心の支えになるものがひとつでも増えるに越したことはないのではないか。そして「あわよくばスタートアップ界隈のラブライバーが増えないかなあ」という邪心と共に書き殴ったのが以下である。

楽曲紹介パートの構成

以下、
①楽曲タイトル
②試聴リンク
③エモい歌詞の抜粋
④コメント
というシンプルな構成でお送りする。なお、今回は筆者の時間的制約により、Aqours名義での楽曲から7曲をピックアップする形で紹介させていただいた。

①君のこころは輝いてるかい?

まずは、デビューシングルの表題曲から。タイトルからしてドストレートである。思わず「僕のこころは輝いてるんだろうか?」と日々自問自答してしまう。そして一番のエモ歌詞は、2番Bメロのここである。

うまくいかないってあきらめたら
きっと後から悔しいよ 
だから無茶だって やってみたいよその先は
わからない わからない でもねおもしろそう

一見、女子高校生らしい平易な言葉で希望を綴っているだけのように見えて、ベンチャーマインドの根幹を言い当てたかのような素晴らしい詞として読める。
あきらめないこと、無茶、そして「その先はわからない わからない でもねおもしろそう」と純粋に一寸先の闇を面白がれることも、スタートアップ人材には必要不可欠である。そんなことを想いながら聞いていると、この後にやってくる2番サビのフレーズ「君はなんども立ち上がれるかい?」でいつも泣く。

②Step! ZERO to ONE

続いて同シングルのカップリング曲。プロジェクトのテーマのひとつ「0から1へ」まんまのタイトルだが、歌詞もそれを色濃く反映しているのが伺える。一番グッとくるのはサビ直前のここ。

刺激を求めながら 不安を数える矛盾だね

スタートアップで働く者全員が一度は抱えるであろう矛盾を一行で突いてくる鋭い警句である。「わかる…わかる…」と不安を嚙みしめながらも、続く開放的なサビで「こんどこそ ゼロからイチの扉を開けよう」と決意を新たにするのがオススメの聞き方。とてもニッチ。

③青空Jumping Heart

アニメ第1期OPだけあって、作品屈指の名曲である。せっかくなので、2フレーズ抜粋したい。

見たことない夢の軌道 追いかけて

開始早々、この名フレーズ。スタートアップで何してるのかと問われたら、抽象度を極限まであげていくとこれが回答になるのでは???

はじまったときの  ときめきずっとだいじにね
夢をつかまえに行くよ
どんなことがおこるのか わからないのも楽しみさ

とはいえ、時が経つにつれ、どんなに素晴らしい輝きも色褪せて見えるもの。そんなマンネリ期に聞くとハッとさせられるフレーズが、サビ後半のここ。最近、仕事でときめいてますか?

④ユメ語るよりユメ歌おう

ユメを語る言葉より ユメを語る歌にしよう
それならば今を伝えられる気がするから

ここまでくるとどこまで毒されてるのだと我ながら思うのだが、筆者にはデザイン思考やプロトタイピングの重要性を謳っているように聞こえる。歌>言葉、つまり単なる言葉ではなく歌(=プロダクト)にしないと伝わらないんだよ、と。というか、改めて聞くとシンプルにめちゃくちゃいい曲。毎回ライブで無意識に泣く。

⑤未来の僕らは知ってるよ

アニメ第2期OP。もはやサビ全部が我々への応援歌。

未来をどうしようかな!?
みんな夢のカタチを探して
泣いたり 笑ったり
未来の僕たちはきっと
答えを持ってるはずだから
ホンキで駆け抜けて!

「見たことない夢の軌道」を追いかけていた第1期から、「夢のカタチを探して泣いたり笑ったり」する第2期へ。夢がより近くに感じられるようになった分、うまくいくいかないもハッキリしてきたのか。シード期からフェーズA・Bくらいのスタートアップで働いた経験のある方は、特に心動かされるフレーズではないだろうか。
そんな環境の中で、個人的には「未来の僕たちはきっと答えをもってるはず」という表現に毎度毎度非常に勇気づけられている。明日も「ホンキで駆け抜け」るパワーをもらえる一曲。

⑥勇気はどこに?君の胸に!

OPにもまして、辛い時の背中を押してくれる第2期ED。サビで何度鳥肌が立ったことか。

何度だって追いかけようよ 負けないで
失敗なんて 誰でもあるよ
夢は 消えない 夢は 消えない
何度だって 追いかけようよ 負けないで
だって 今日は
今日で だって
目覚めたら 違う朝だよ

「失敗なんて 誰でもある」とわかっていても、自責思考が強すぎるとなかなかそうは思えないもの。そんなとき、繰り返し畳み掛けてくる「夢は消えない」×2の破壊力がスゴい。「確かに失敗したけど、夢が消えたわけじゃない」というこの切り替え方は、なかなか一朝一夕で出来るものではないので、何度も聴いて身体感覚に染み込ませよう。
ちなみに、アニメ第2期を見終わると、このフレーズの破壊力がさらに10倍は増す。マジで。

⑦Wake up, Challenger!!

緊急事態宣言下で、一番苦しい時期に延々とリピートしていたのがこの曲。

なんともなんない!
じゃなくて なんとかするよ今から
なんともなんない時から きっと変わってる
「成長してる、ねっ?」

5月あたり、冒頭2行のフレーズをおまじないのように繰り返しながら仕事をしていたのを思い出す。この「なんとかするよ」マインドが染みついているかどうかが、スタートアップで成果を出せるかの試金石のひとつだなと個人的に思う。
そして「成長してる、ねっ?」という最後の台詞。スタートアップに飛び込むような人は、たいてい成長志向が強いタイプだが、そういう人ほど目に見える成長実感がないと不安になるもの。
たまには自分で自分の成長を認めてあげるのも精神衛生上重要なんじゃないかな、などと考えながら結局泣いた。

より積極的に沼に落ちたい方へ

せっかくなので、紹介して7曲のプレイリストをAppleMusicで作成してみた。とりあえず今週の作業用BGMにすることを推奨。

現在、ラブライブ!サンシャイン!!は5周年プロジェクト開催中。秋から来年にかけて5大ドームツアーも開催されるなど、まだまだ盛り上がっていくことは間違いなし。今から推しても絶対損はしないので、是非スタートアップ系ラブライバーへの道を一歩踏み出してみてほしい。

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