【俳句】やがて夏 2020
こんこんと眠れる人よ五月闇
ほろよいの友とモニタ越し見る虹
今季ラストの豆飯のにぎりめし
青嵐かけぬけて生き返る部屋
制服に袖も通さず夏に入る
大好きなカフェ閉店したが夏めく
気の抜けた麦酒でガスコンロ磨く
くらげにはくらげの地獄あるでしょう
経済をまわすと嘯いては鰻
この夏は日焼けの機会ないだろう
庭の青梅(うめ)なぜか小さなまま落ちる
耳鳴りを蝉と勘違いする寝起き
そうめんを素のままかじる午前2時
ソーダ水みたいな雨の夜明けです
虹色の傘が横切る夢をみた
軋む窓ひさしぶりひらく風薫る
西日射すたまには焼肉に行きたい
母の日も父の日もテレパシーで済ます
初鰹今週も品切れとチラシ
夏落葉この庭が世界のすべて
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