実駒@夜間飛行惑星

ゆらゆら漂う青い惑星。

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【小説】屑と宝石といつわりの ※R15

「お前の地獄は俺の天国」をテーマとする一次創作文芸アンソロジー(R15)に寄稿した作品の試し読みです。 これだけでも読み物としてお楽しみいただけるよう、16000字のうち13000字(約8割)を抜粋して掲載しております。 結末はぜひアンソロジーをお手に取ってお読みいただけましたら…! 公式ツイッターのモーメントから掲載作品のサンプルをご覧いただけます。 https://twitter.com/i/events/1194612189245538306 ☠BOOTHにて通販中

    • 【散文】《春の草はよく伸びる》――あるいは、姉妹としての記憶【詩】『帰還』(2013)より/「ちいさな火」「水源」「生きている身体」「復活祭」

      Uちゃんはわたしの実の妹なので、この記事に登場する「おかあさん」はわたしのハハでもあるのだが。 「キュウリ竹輪」は、わたしの記憶からはきれいさっぱり抜け落ちている。 たぶん、わたしがきゅうりもちくわもさほど好きではないせいなのだと思う。 わたしの記憶にあるハハの手料理はハンバーグとコロッケだが、残念ながらレシピは受け継がれていない。 教えてもらいながらいっしょに作ったことはあるので、ある程度までなら再現できるかもしれないな、とは思う。 ちいさな火(2003/01/2

      • 【俳句】やがて夏 2020

        こんこんと眠れる人よ五月闇 ほろよいの友とモニタ越し見る虹 今季ラストの豆飯のにぎりめし 青嵐かけぬけて生き返る部屋 制服に袖も通さず夏に入る 大好きなカフェ閉店したが夏めく 気の抜けた麦酒でガスコンロ磨く くらげにはくらげの地獄あるでしょう 経済をまわすと嘯いては鰻 この夏は日焼けの機会ないだろう 庭の青梅(うめ)なぜか小さなまま落ちる 耳鳴りを蝉と勘違いする寝起き そうめんを素のままかじる午前2時 ソーダ水みたいな雨の夜明けです 虹色の傘が横切

        • 【俳句】SPRING DISTANCING 2020

          2メートル隔て味わう桜餅 飛花落花ゆびさきを触れるあたわず チューリップ柄マスクした目が微笑う 春や春モニタ越し酔わされてやる  "家族"なら傍にいて良し朧月  沈丁花みちのむこうに待つはずの  「この春がジャンプ台だった」と言える未来(いつか)

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