【道(タオ TAO)ゴルフ】36~40章 アルファ版
第三十六章
ゴルフにおいて制したいのは、
ゴルフコースであり、オールドマンパーだ。
スコアを縮めたければ、
最悪のスコアまで想定スコアを伸ばしてから、
目の前の一打に臨まなければいけない。
ゴルフに対する欲を弱くするためには、
まず強欲になってとことん打ち込まなければいけない。
シンプルなゴルフがするために
無駄なものを取り去るためには、
いろいろなことをたくさん試さなければならない。
栄冠を奪い取るためには、
試合経験、ラウンド経験、練習量を
与えてあげなければならない。
柔らかくて弱いものが、堅くて強いものに勝つ
ということが、微妙に隠されている奥深い明智だ。
水からとびだせば、魚は死ぬ。
褒め殺しなんて怖い言葉もあるけど、
ゴルフは自分との闘いだから、
むやみに自分を守る鋭い知恵を
他者に向けたり、見せたりしなくていいんだ。
第三十七章
TAOのはたらきは、いつも必ず、
ことさらなしわざのない動き方をしてるようだが、
すべてのことを見事に成し遂げている。
ゴルファーもまた、
無心で自然のはたらきや流れに身を任せることで、
最高のプレーをすることができる。
欲望を捨て去り、無欲であることで、
心が平穏になり、真の実力が発揮される。
リーダーが、ことさらに何かをしたくなったら、
丸太の素朴さを思い浮かべ静め落ち着かせたい。
リーダーが、この教えを守り、
ゴルフ仲間に伝えれば、自然と共にあるゴルフが実現し、
あらゆるゴルファーが安らぎと喜びを感じるだろう。
第三十八章
徳というのは、千変万化するTAOのエナジーが
この世ではたらくときのパワーのことをいうんだ。
TAOのパワーにつながるゴルファーは、
いまここにいる自分だけに心を集めている。
ほかの意識を持たないから、
内側のエナジーはよく流れる。
これを最上の徳と言うんだ。
世間の道徳家というのは、
徳を意識して強張るから、エナジーがよく流れない。
こういうのを下等の徳というのさ。
同じことがゴルフのプレーにも当てはまる。
いつも意識して行動するだけのゴルファーは、
深いエネルギーを十分に汲みだせない。
TAOの働きを信じて、
余計なことをしないゴルファーは、
いつしか大きなパワーに乗って、
自分の生きる意味につながる。
そのゴルファーの本当の人間感情も
こういう大きな愛から動く。
これが正しいからやる、
そんなことばかり主張するゴルファーは、
浅いパワーを振り回してるのさ。
礼儀や世間体や形式ばかり守っているゴルファーは、
こっちがそれに同調しないと文句を言い、
無理強いしたりする。
言い直すと、世界ははじめ、
TAOエナジーのはたらきを徳として尊んだんだ。
それを見失ったあと、形式ばかりが先行して、
裏ではむしり合いがはじまった。
あのTAOの最初のパワーにつながるゴルファーは、
上辺の流れを見過ごして平気でいる。
ものごとが自然に実を結ぶのを待っていられる。
花を摘み取ろうとなんてせずに、
ひとりゆっくり眺めているんだ。
第三十九章
そのむかしから一元気すなわち
唯一のはじまりであるTAOを得たもののあり方は、
一元気を得た天は、清らかだった。
一元気を得た大地は、安らかだった。
一元気を得た神は、純粋そのものだったし、
一元気を得た谷は、水にあふれ、
そこにいきるものはすべて命に満ちていた。
一元気を得たリーダーは、天下の主となった。
そもそもこのようにさせたのは、
一つの元気なんだ。
もし天が清らかでなければ、裂けてしまうだろう。
もし大地が安らかでなければ、崩れてしまうだろう。
もし神が純粋でなければ、消えてしまうだろうし、
もし谷が満ちていなけらば、かれてしまうだろうし、
もしあらゆるものが生育しなければ、滅びてしまうだろうし、
もしリーダーが元気でなければ、倒れてしまうだろう。
貴いも賤しいも、本来一つのものだ。
賤しいをもとにしてこそ、貴いが成り立つ。
高い低いも、本来一つのものだ。
引くをもとにしてこそ、高いが成り立つ。
リーダーは、自分を指して、
孤児、独り者、穀潰しと言うのだ。
これは、賤しさに根があるとしているのではないか。
そうではないか。
だから、しばしば栄誉を与えられるようなことになれば、
栄誉はなくなる。
美しい宝石のようでありたいなどと願わず、
地味な石ころのようであればいいのだ。
第四十章
TAOの動きは逆のように見える。
前進するためには再び転じるんだ。
反、復、周、還、帰、
といった言葉で何度も語られる動き、
それは大きく転じて戻ってゆく。
強くなるためには柔らかくなるんだ。
水のように。
それは、あの非存在、名のない領域に戻ってゆく。
あらゆる存在は確かに実在しているんだけど、
いま有る存在はみな無いのなかに戻ってゆく。
そしてそれは再び有の存在、名のある領域へ反転してゆく。
世の中のあらゆるものは、
名や形の有るものから生まれ、
名や形の有るものは、名や形の無いものから生まれる。
だからTAOの動きは深くて大きいというんだ。
Microsoft copilotさんと一緒に、
こんなものを作ってみました。
素晴らしい教えをもとにしているので、
それなりのものかも知れませんが、
真に受けて不自由にならないことも
大切かも知れませんね。