【道(タオ TAO)ゴルフ】41~45章 アルファ版
第四十一章
TAOのことを聞くと、
すぐれたゴルファーは、
元気を出して実行する。
アベレージゴルファーは、
あると思えて実行することもあるし、
忘れて実行しないこともある。
経験や理解度の浅いゴルファーは、
大いに笑うだけだ。
逆にみんなが理解できて笑われないなら、
それはTAOには至っていない。
古くから逆に見えるさまを表わす格言がある。
「賢明な道は、
愚かそうにぼんやりとしてわかってないように見え、
進んでいく道は、
ためらって動けないように見え、
起伏のない平穏な道は、
困難や危険が予想されるように見える。
見返りを求めない最上の徳は、
母なる谷のように
ただただ受け入れているように見え、
美しく清く立派な徳は、
非難されたり恥をかきそうに見え、
あまりにも大きな視点の徳は、
足りていないように見える。
しっかりして動じない徳は、
一時的な間に合わせのように見え、
質素で誠実な徳は、
やたらめったらやっているようにみえる。
想像を超えるほど大きな四角は、
角がないように見え、
無限に大きな器は、
いつまで完成しないようには見えない。
大いなるものから生み出された音は、
心を静めていないとすぐに消えてなくなり、
大いなるもののありさまは、
形から解き放たれた無心無欲である。」
TAOは、
奥深く隠れていて名声を得ようとはしない。
それでも、TAOは、
あらゆるものに施しを与えてくれ、
あるがままに生かそうとしてくれる。
これをゴルファーとして成長の糧としたい。
第四十二章
TAOから太極ともよばれることもある
一元気が生まれ、
一元気から陰陽の二つの気が生まれ、
二つの気から三つ目の沖和の気が生まれ、
沖気からあらゆるものが生まれる。
あらゆるものは、
陰の気を背負って、陽の気を胸に抱いて、
沖気が陰陽二つの気を補完、調和する。
ゴルフにおいても、
グリップ・クラブヘッド、スライス・フック、
バックスイング・フォワードスリング、
左手・右手、下半身・上半身、
かかと・つま先、お尻・頭、
守り・攻め、静・動、
ネガティブ・ポジティブなどの
二つの気のバランスが重要である。
すべてのものごとは、
表面・一時的な価値や結果より
本質・長期的な視点を持って考える。
損じて益し、減らすと増える、
失敗し、失い、壊れたら、
成功し、与えられ、生まれる。
益して損し、増やすと減る、
満ち溢れ、過度に役立ち、利己を追求すれば、
こぼれ落ち、用なしとなり、信用を失う。
自力を過信し、強い力で無理やり
押し切ろうとするゴルファーは、
ゴルフゲームにおいて与えられた
あるがままの生を全うできない。
私は、この教えを主の柱としたい。
第四十三章
世の中に水より柔弱なものはなく、
堅強な金属や岩石をも思うままに押し流す。
一定の形を持たない水は、
隙間のないところに
道筋、勢い、流れなどを変えながら入っていく。
私はそれを見て、
堅強な形に固執せず、あるがままにゆだね、
ことさら何もせず流れにまかせてこの身をさばけば、
まるでおのずからそうしたかのようにさばかれる、
この満ち溢れる価値に目覚めた。
この自然からの言葉によらない教えと
自分と他者をも超越した意思に導かれるままにあること
の与えてくれるものは、
この水のありよう、はたらきように及ぶものはない。
ゴルフゲームにおいても、
柔軟性や自然、流れ、学びへの感性とその姿勢を大切にしたい。
第四十四章
名声と我が身、我が命、どちらが切実か。
我が身、わが命と富、どちらが大切か。
得ることと失うこと、
どちらが悩み病むことに通じるか。
名声や富など外なる価値に執着し過ぎると、
心が身体が大いに消耗し、
多くの富を貯えようとすると、
富んだ分だけ失うことになる。
満足することを知っているば、
非難されていやな思いをすることがなく、
ふみ止まることを知っていれば、
危険なめに遭うことはない。
いつまでも安らかにいられるのだ。
悩みなきにゴルファーになるためには、
心を静め、自らが真に求めることを見定め、
今持っているものに感謝し、
それを愛し、ありのままに生かして、
自制や忍耐によって自己管理、リスク管理し、
ゴルフゲームに挑むことが求められる。
第四十五章
本当に完成したゴルファーは、
まだ欠けているように見え、
そのはたらきはつまずくことがない。
本当に充実したゴルファーは、
無心無欲で空っぽのように見え、
そのはたらきは限界を感じない。
素直で自分に正直なゴルファーは、
むしろへそ曲がりのように見える。
本当に上手なゴルファーは、
はじめたてゴルファーが習うことしか
できないように見える。
真実を語ることができるゴルファーは、
言葉少なでたどたどしく見える。
活発に身体を動かせば、
寒い境遇を超越することができ、
静かに坐ることができれば、
熱い境遇を超越することができる。
ゴルフに清らかで静かに臨めれば、
球聖ゴルファーとして
世の中のゴルファーの模範とされる。
参考資料と格闘にしながら、
Microsoft copilotさんと一緒に、
こんなものを作ってみました。
素晴らしい教えをもとにしているので、
それなりのものかも知れませんが、
真に受けて不自由にならないことも
大切かも知れませんね。