アンコール・ワット ── Singapore 16
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アンコール・ワット ── Singapore 16

一般社団法人次世代基盤政策研究所(NFI)

 私は、2011年1月から3月までシンガポールに滞在して、アジア、とくに東南アジアの社会と行政について観察し情報収集を行った。その作業はまだ途上であったが、3月11日の東日本大震災のために、その後の観察は断念せざるを得なかった。今、当時書き綴ったコラムを読み返して、今でも、多くの方に伝える価値があると思い、このNOTEに掲載することにした。その第16弾。

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2月の中旬休暇を取って、カンボジアのアンコールワットをみてきた。世界遺産も多数あり、日本の世界遺産もいくつかみたが、アンコールワットこそ、これぞ世界遺産といえるものである。

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シンガポールからは直行便でアンコールワットのあるシェムリアップまで2時間。空港へ着いてすぐ、日本語の上手なガイドさんの案内で、まずはアンコールトムのバイヨン寺院をみる。その後、象のテラス、そしてアンコールワット。

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バケン山からの夕日をみて、翌日は、周辺の寺院の遺跡をみる。いずれもこの世のものとは思えない荘厳で異様な石の寺院遺跡である。中でも印象に残ったのは、スポアンという樹木が多数の建物にまとわりついたタ・プローム寺院。

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気温が35度近いジャングルの中にあるこうした遺跡を見て回ることは、まさに日常を忘れさせ、歴史的世界に身を置くことになり、かつてこの地ではどのような文明が存在していたのかと思いをめぐらせてしまう。

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アンコールワット遺跡の観光は、カンボジアを支える大きな産業の一つであり、ユネスコを始め世界各国の援助によって、その遺跡の維持管理が図られている。観光客は、遺跡群の入口で、顔写真入りのパスを買い、各遺跡でそれをみせて見物する。

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まだ、道路は荒れており、長年の内戦による地雷等も周辺部では除去されていないそうであるが、シェムリアップ周辺は、観光地として整備されてきている。文明に満ちたシンガポールから離れて、わずか3日ではあったが、しばし古代の夢の世界を味わうことができた。   (2011年04月09日)


一般社団法人次世代基盤政策研究所(NFI)
新型コロナ感染症の蔓延をはじめ、激動する現代社会には、さまざまな問題が発生しています。 このNOTEでは、現代社会が直面している課題について、NFIのメンバーが、専門家の目でそれらのトピックについて書いた辛口のコメントを掲載いたします。