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友人と起業するときのマインドセット

基本的に友人との起業は失敗します。
これは一般的にもよく言われます。

そんな中、成功した二人の経営者のお話をしたいと思います。

僕が担当していた会社の一つで友人と起業された方がいました。
AさんとBさんは高校生からの付き合いで、35歳で会社設立に至りました。
設立するまではただの友人で仕事は全く別のことをされていたそうです。

設立後、AさんもBさんもほぼ毎日現場にでて仕事をしていたこともあり、一年ほどで軌道に乗りました。
当初は低めに設定していた給料ですが、色々と助成金を活用していたこともあり預金残高はある程度貯まりました。

そこで当然、給料を上げようというお話になります。

本来ならば、この段階で結構揉めたりもします。「俺のほうが頑張ってるのに」「おれのおかげなのに」とかで。

僕は、ほぼ毎月のようにお二人にお会いするのですが、お二人の仕事の状況によっては、お一人とだけお会いすることもよくありました。

そんな中、給料のお話になったとき、たまたまその日はAさんしかいませんでした。

僕「Aさん、来期の給料いくらにしたいですか?」

Aさん「ぼくの給料はいいんで、まずはBの給料を上げてやりたい。色々苦労かけたし。」

すごい人だと思いました。
友人と起業するならこういう「相手を幸せにしたい」というマインドセットじゃないと続かないんだろうなって感じました。

そして翌月、今度はBさんとだけお話することになり、同じように給料について聞いてみました。

僕「Bさん、来期の給料いくらにしたいですか?」

Bさん「Aには子供がいるし、先にAの給料を上げたい。僕はもうちょっと儲かってからでいい。」

Aさんと同じようなことを言います。

皆さんは友人と起業することは考えたことはありますか?
イメージしただけで面白いですよね。
毎日楽しそうですよね。

実際はうまく行かないことが多いですが、AさんとBさんは、皆さんの思い描く理想的な関係で起業しました。

僕が感じるに、たぶん給料は二の次、まずは楽しみたい。そして相手を幸せにしたい。ってとこがあると思います。

新しく事務所借りるときも、内装は業者に頼まずお二人でDIYのような感じで楽しくやってましたし、趣味も合うみたいです。

こういう関係性になれたら、毎日楽しいだろうなと思いました😁

終わり!

【おまけ】
昔は、ペットで犬を飼っていた人に「犬税」というものが課税されていたそうです。
日本では1982 年に廃止されましたが、ドイツではいまでも犬税があります。
ドイツでは犬一頭あたり1万円を〜2万円ほどかかるそうです。




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