nezmi

4年前から10穴ハーモニカを吹いている 地下鉄や路上、セッションで演奏を始めて1年 よ…

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4年前から10穴ハーモニカを吹いている 地下鉄や路上、セッションで演奏を始めて1年 ようやく友人ができたところでコロナでストップ、ストレスから帯状疱疹を発症、そして夫の胃がんが闘病生活の末 ついに最終章となり 私の人生から去っていった

最近の記事

ハーモニカ

私がやっているのは一般にブルースハープと俗称される 10穴の小さなタイプ ハーモニカのイメージである童謡や昭和歌謡が ではなくて 演奏したいのはジャズやブルースなんだけど だけど何かにつけ頼まれるのはしっかりしたメロディの唱歌 やらないことはないけど それと違うねんと思いながら練習する 洋楽が好きな私には唱歌や童謡は大の苦手 いつかコード楽器ができて好きな音楽の種類が似ている相棒が欲しい 私も多少ギターやウクレレなどやるので一緒に練習できたら嬉しいなぁ もちろん歌を唄うのは1

    • 久しぶり

      3年前の今頃 私につぶやく 忘れてなかったこのページ また書いてみるのかい? 私は仕事を続けることに成功して なくてはならない人なんだよ だけど母さんが 子供に帰ってしまい 見送った夫の次に面倒見ているのさ 二匹の猫のおまけつき 断りなしに飼っていた 大きくなってしまった 猫は仕方なしに私に懐き 子供の頃の仕返しのように世話を押し付けた母 ニコニコと毎日楽しげに ディサービスですっかりいい人になってしまったけど 本当は意地悪だったお婆さん

      • 忘れる

        どんどん遠くへいく 日常の中で記憶があっさり飛んでしまう事が増えた 下手なメモをひどい字で 書くはいいが 失くす  視力はいいのに 探しているものが見えていない事には 愕然とする しょっちゅう思い出していること以外は 過去へ飛んでいく

        • おかあはん

          介護の認定を申し込んだ 兄妹がいつもそばに居て 母のボケっぷりを笑っていたので 聞き流していた しかしそれはいつの日からか笑い事ではなくなっていた いつもなんとなく蚊帳の外にいる私は 少し煤けた感じになっている母をむしろ微笑ましく思っていた ただ元気で生きていてくれたらと だけど忘れっぽさは限度を超え不安だけが残る様になった 母は何も変わっていない ただついていけなくなっただけ 思い通りにならないことが増えただけ 私も少し歳をとってしまったので 自分のことで精一杯で おかあは

        ハーモニカ

          仕事納め

          8月21日訳あってパートタイマーとして社会復帰 長きにわたる自営業手伝いからの転身でよく雇ってもらえたもんだがこれがまた人生始まって以来の厨房勤め もちろん主婦歴は長くお台所は私の居場所であったがお仕事として食事に関わったことは全くない 元プロの板前さんや調理師さんと厨房に立つ事になり私も狼狽えたが雇ったのは自分達ではないプロの方には申し訳ないというか、何十人もの食事を用意した事など一度もない人間に仕事を教える方も覚える方も結構大変で一体何がポイントで雇って頂けたのか分からな

          仕事納め

          イルミネーション

          ささやかな庭があまりに暗いのでイルミネーションをセットした タイマーをつけてほんの数時間だけども 至極満足の後、喪中だった事を思い出した 私の趣味に寛容だった夫は こんなことでは怒らないと信じて 今夜もきらきらしている うたた寝の夢には 存在のイメージだけでついに姿を見なかった 日曜日は一緒に過ごしていたので 寂しいのだけども どう思い出しても 何を話していたかさえわからない 一緒に見ていたドラマはまだ最終回になっていない だけど とても一人で見られず テレビは真っ黒なまま部

          イルミネーション

          +2

          irumi

          ひとりで

          おはようとおやすみ いってきますもただいまも みんな独り言 あいにくペットも飼う余裕がない 買い物に行かなくていい日が多くて そんなものかなとおもう これが普通の生活だったんだなと思ったり よかったんだと取り戻せてと 必要もないのに出かけることもなく 運動のため朝の散歩も悪くないのだった こんな時間をくれてありがとうと 呼びかけている 一緒に居なかったのはまさにこの我が家 面影はどこにもない 私はなんのための仮の我が家にいたのか よくわからないけど 過ごした時間は幻のように

          ひとりで

          Grief

          Grieves over you Let me cry until tears all gone A swamp I made under my foot So deep I don't think let them go OK stay now today But I going to leave Leave you and shut my hearts door Heavy but walk up the stairs to tomorrow You are not

          白いワンピース

          20年前、夫が買ってきたワンピース 真っ白でノースリーブ、襟なし、裾が膝の丈 サイズもぴったりであったが こういうお洋服を着るには アクセサリーも靴も下着も気を遣うのを わかるはずも無く オニキスのネックレスを知り合いの女性に 歳がそこそこになったら そんな色を顔の近くに持ってきたらダメよと言われた 今なら襟付きの羽織りものなどで変化をつけて着こなすところだけど 当時は何も持っていなくて しかも何かにつけて あの白いワンピースを着て来てと言われて大いに困った パンプスやサンダ

          白いワンピース

          喪失

          そっくりなものを探し求めて それが理不尽であることは分かっていても 非現実感があまりに許せなかった 過去の別れ だけど違う とても確かに誰かといて 今失ったばかりなのに 今は許せる 大きく腕を広げて 現実を受け入れながら ずっとひとりで川辺を歩いていた すれ違った知り合いの奥さんは普通に  久しぶりねと笑った

          あめふりは休憩

          少しばかりの土に しがみつくように 新しい葉が絡む 小さな子供がいた頃に 持ち込んだ種 たんぽぽ カラスノエンドウ お隣の壁に 侵蝕する勢いの蔓性植物 明日 明日とサボっていたら 家が埋もれてしまいそう

          あめふりは休憩

          7×7

          一週間が7回  それで人は多くの事を忘れるらしい 私は一体何を忘れたのだろう? 楽しかったことかな 悲しいことかな 思い出の引き出しにしまった なんだったか どこだったか 消えてしまったように わからない だから写真に撮っておいたのに その時笑顔のわたしの心が 何を言っていたのか聞こえないんだから仕方ない 今日もぼんやりと 過ごしたでしょう? 泣きもせず だから それが嫌だって 忘れてしまうのが 時が経つのが 悔しい かたちが崩れていくのが悔しい いつの間にか  もう わたし

          Tears gonna tell you

          Darling I want you to know how I cryin' how much tears for you Missn' your voice to call me for some baby name Let people laugh the name you put on that too sweet too sweet sound like kitten mew With rhythm when I love to listen Da

          Tears gonna tell you

          いつ私は泣くのか いつ、、、、 近所へ食料品の買い出しに行く これがなんで新鮮なのかと不思議で 長年、主婦の仕事はしてきたはずなのに 買い物袋を持って歩く あるいは自転車でトロトロ出かける そうなんだ私は 落ち着きのない人生だったんだな また走り出すのか それはわからないけど 本当は泣きたいのに 大人になったから隠して すましているだけなのかもしれない

          寄り道

          指の先に小さな傷 にんじん切り損ねて 痛い場所はすぐに忘れるけど  しばらくは使わないようにする  心も一緒かもしれんと  それで歩き方を変える 同じところの小石に 躓かないように ことさら 気を付けて そのカッコ悪さに 笑えて 泣けて 一人で 踊っている 昨日も 今日も

          寄り道