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ペイパル:PayPal #米国株 #業績 Q1 2021(PYPL US) | 決算・IPO・SPACの解説

Q1 2021 Earnings ペイパル:四半期決算「トランザクションペイメントボリューム(TPV)が約50%成長と好調を維持、トランザクション数の増加も継続中」



直近の決算

四半期の決算の推移を見てみましょう

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21年1Qの売上成長率は、
前年同期比で約30%成長と好調を維持しています。
20年1Qに成長率が約10%と少し低かったことはありますが、対面決済からオンライン決済へ移行の流れが継続しています。

ワクチン拡大によって経済正常化となった後でも、ペイパルを利用するにつれてユーザーが便利さに慣れ、対面決済へ戻りにくくなる可能性がありそうです。


会社ガイダンスについて

21年2Q
売上高:6,250MilUSD
EPS:0.76USD、調整後EPS:1.12USD


21年通期
売上高:25,750MilUSD(前回は25,500MilUSDから上方修正)
EPS:3.33USD、調整後EPS:4.70USD


新規追加のアクティブアカウントを52-55百万アカウントと見込んでい
ます

決算年度別の決算の推移を見てみましょう

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四半期ベースでは成長に凸凹がありますが、通期ベースでは売上成長が15%以上を継続して達成していて、成長に安定性があります。
利益率は、約15%前後のほぼ横ばいが続いています。


ビジネスの収益構造

ペイパルは、
デジタル決済・モバイル決済を可能にするデジタル決済プラットプラットフォームを提供しています。加盟店と消費者がオンライン、モバイルデバイス、アプリ、対面のいずれであっても、接続、取引、支払いのサービスを提供することが可能。決済手段は、サードパーティの決済ネットワークに接続する手段だけでなく、ペイパル独自のデジタル決済プラットフォームで決済ソリューションを提供しています。
消費者ユーザーは、銀行口座、PayPal Cash、Cash Plusの口座残高、Venmoの口座残高、ペイパルのクレジット商品、クレジットカード、デビットカード、クーポン、ギフトカード、などを決済に利用することが可能で、加盟店とセキュアな決済が可能となっています。
また、PayPal、Venmo、Xoomのプロダクトは、友人や家族間で資金の送受信を安全かつ簡単に実施することを可能にしています。
加盟店には、承認・決済機能や資金への即時アクセスを提供するエンド・ツー・エンドの決済ソリューションを提供しています。
200以上の市場で3億7700万のアクティブアカウントのネットワークを運営しています。(3億4800万の消費者のアクティブアカウントと、2900万の加盟店アクティブアカウント)
COVID19によって外出自粛やロックダウンなど、消費者の行動が制限されたことで、従来の店舗のショッピングから、ECやオンラインで購入して店舗で受け取るスタイルへの移行が加速しました。その結果、加盟店はより安全な非接触型の決済ソリューションを採用する傾向となり、ペイパル拡大にとって追い風となっています。


売上構成の推移について:

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トランザクション収入は、ユーザーがペイパルの決済ペイメントプラットフォーム上で行われた取引量(TPV)に基づいて、加盟店および消費者から決済取引手数料を得ています。TPVの増加は、ペイメントプラットフォーム上で完了した支払決済取引の数と金額に影響されます。(ゲートウェイ方式の決済は除く)また、クロスボーダー取引(加盟店と消費者が異なる国にいる場合の取引)を完了した場合や為替変換、ユーザーのPayPal・Venmoアカウントからデビットカード・銀行口座への即時送金を実施した場合など追加で手数料を得ています。

Value Added Service収入は、主にパートナーシップ、購読料、ゲートウェイ料、加盟店や消費者に提供するその他サービスの収入です。また、主に加盟店および消費者向けの貸付金(クレジット商品)から得られる金利・利息や手数料などの収入です。

トランザクションペイメントボリューム(TPV)が20年2Q以降に成長率が加速しています。21年1Qも約50%成長ととても好調な状況が継続しています。対面決済からオンライン決済が増加していることが背景にあります。

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いつも最後まで読んでくださり、感謝しています。
ご一緒に銘柄分析をして、ノウハウを膨らませて共有していきましょう♪
これからも、よろしくお願いします。

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