NOTE Vol.77 9割のトレーナーは何も考えてない。ゴールが違えば、辿るプロセスも違う。
NOTE Vol.77 ゴールが違えば、辿るプロセスも違う。
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みなさんこんにちは。Kentoです。
単刀直入にお聞きしますが
「皆さんはどんな目的があって、トレーナーとして活動していますか?もしくはこれからトレーナーを志したいと考えていますか?」
・好きな筋トレを極めたい。
・フィットネスを広めたい。
・お金が欲しい
・なんとなく面白そうだから。
・時間の融通が効くから。
・とにかく独立しやすい業種だから。
・将来的にジムを展開していくため。
・単純に人とコミュニケーションを取るのが好き。
・成功体験を他人にも感じて欲しい。
・解剖学&栄養学の専門家になりたい。
・好きなスポーツに携わるため。
それぞれ様々な目的・理由があると思います。
もう一つお聞きしますが
「上記の目的を達成するためにはトレーナーしか選択肢がないと思っていませんか?」
ゴールの設計や達成したい目的は人それぞれバラバラなのにもかかわらず、大半のトレーナー&トレーナー志望者が辿る、活動や準備のプロセスにはほとんど変化がないことに、兼ねてから違和感を感じていました。
筋トレにハマる→独学or学校で学ぶ
→資格取得→現場でトレーニング指導
→現場と管理職の掛け持ち。
場合によっては、トレーニング指導の後にジムの開業をスタートされる方も少なくないですが、おおよそこんな流れがオーソドックスではないでしょうか?
今日は、ゴールの設定と、最短でその目的を達成するためのプロセスについて、1000人ほどの同業者を見てきて思うことをお話をしていきます。
特に年齢の若い方、手遅れになる前に早い段階でここは必ず押さえておいてください。
目次
1. 9割の人間は、深く考えもせずトレーナーになる。
2. 本当にあなたがトレーナーである必要ってあるの?
3. 手段と目的の再認識 / 逆算の重要性。
4. 利他的な欲求よりも自己満足の追求。
5. 模倣が先か、クリエイティブが先か。
6. アイデアの量と質は移動距離に比例する。
1. 9割の人間は、深く考えもせずトレーナーになる。
良い悪いということではなく、事実として大半の人が、「なんとなく楽しそう、筋トレが好き、運動が好き」というフィーリングで活動を始めているのではないでしょうか。
これまで、セミナーやワークショップを通じて、トレーナーやトレーナー志望者の方、約1000名くらいと向き合ってきましたが、自分の人生のゴールや優先順位をしっかり熟慮した上で、「これしかない!」とトレーナーを志す人は、全体の1割にも満たないという印象です。
かく言う自分も、トレーニング指導を始めたきっかけは、バーで出会ったおじさんにボディメイクを依頼されたことだったので、まさにその9割側の人間でした。
実際問題、初めから明確なゴールが見えている人なんてほとんどいないと思います。
実際に始めてみないと全体像は把握できないし、深く考えずにとりあえず好奇心の向くままにチャレンジすることは素晴らしいことだと思います。その中で自然と自分のビジョンやゴールが見えてくる。僕の場合「日本のフィットネスリテラシーを少しでも底上げしたい。」でした。
2. 本当にあなたがトレーナーである必要ってあるの?
・フィットネスを普及させたい。
・お金が欲しい。
・成功体験を他人にも感じて欲しい。
・解剖学&栄養学の専門家になりたい。
・好きなスポーツに携わるため。
各々、自分の活動を通して達成したいゴールが少しづつ見えてくるでしょう。僕がよく聞くのはこのあたりです。
ここで重要なのは、「ビジョンやゴールが明確になった時、自分の行動を見直して、最適化できるのかどうか」だと思います。ここがその後の結果につながる分かれ道です。
多くの人は、ビジョンがある程度明確になった後も、今までの活動を同じように続けて、今持っている資格やスキルをなるべく生かそうとします。エネルギーを割いて頭を使う必要がなく楽だからかもしれません。
みなさんは「今まで見えなかった方向に進むのに、今あるリソースだけで効率よくたどり着けると思いますか?」
決断次第では、今までの自分の行動を否定することになる可能性もあるので、心理的ハードルが高いのはわかります。
「フィットネスを普及させたい」のであれば、1対1のパーソナルトレーニングよりも、インターネット&SNSを使ってムーブメントを起こす方が早いですし
「お金が欲しい」のであれば、現場を離れて、ジム経営or商品開発のマーケティングやコストマネジメントに注力し、仕組み化しながらスケールさせることを優先すべきです。
「成功体験を他人にも感じて欲しい」パーソナルトレーニングやスタジオレッスンは最適な方法論かもしれませんが、「解剖学&栄養学の専門家になりたい」のであれば、社会人になった後でも、大学院に入り直して研究者の道を目指してももちろんOKです。
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