見出し画像

女優になりたくて、ミス・ユニバースのファイナリストに。そんな私は今、プログラミング講師をしています。

こんにちは!NexSeedのもえやんです。

まだまだ女性人口の少ないエンジニアという職ですが、NexSeedが提供するオンラインIT留学「Seed Tech Online」にて講師を担当してくださっている村田さんは、女性エンジニアとして現役でバリバリ活躍されています。

NexSeedの卒業生でもある村田さん。もともとは女優を目指していたという彼女が、なぜエンジニアになる決意をしたのでしょうか?「かなり大きなキャリアチェンジなるから、学習を迷っている」というあなた!必読です。

画像6

【村田千紘(むらたちひろ)】学生時代から芸能事務所に所属し舞台・映像・ショーなどで活動していたが、あるとき時間と場所に囚われない働き方に魅力を感じエンジニアに転身。フィリピンにてアプリ開発を経験後、渋谷のITベンチャーにて業務システムやフリマアプリ、メディアサイト等様々なプロジェクトに携わる。転職し、今はスタートアップの創業メンバーとしてフロントからサーバーまで幅広く担当する傍ら、個人でもWebサイト制作やプログラミング講師などで活動中。

なりたいものに、なんでもなれると思っていた。

ーーまずは現在のお仕事について教えていただけますか?

現在は美容系のスタートアップにて、エンジニアとしてフロントからサーバーまで広く手掛けています。加えて、SHE likesというクリエイティブスクールの講師、そしてSeed Tech Schoolのプログラミング講師をやっています。

エンジニアとして、よくお仕事をいただくのですがそのたびに個人でも受けています。最近はYouTubeの配信もしようかなと思ってて…色々やっています。


ーー色々されていますね…!お忙しくないのでしょうか?

そうですね…趣味としてやりたいことがたくさんあって、そのためにお金を稼ぎたいという感じです。例えば世界中を回って良い経験をしたいし、行ったことがない土地に行ってみたいです。

お金を稼ぐのは、やりたいことを惜しみなくやることができて、さらに可能性が広がるという点で、とても好きです。お金を稼ぐことができれば、いろんなことができますよね。

iOS の画像 (6)

ーーこれまでのご経歴を教えていただけますか?

はい。もともとは女優になりたくて、高校生の時から東映というところで活動をしていました。女優を目指していたのは、女優になれば役柄で色んな職種を経験できて、なりたいものになんでもなれると思っていたからでした。

大学生になってもモデル活動とも並行して女優活動を続けていたのですが、友人の推薦でミス・ユニバース京都に出場したときに、その活動をひと区切りにしました。それが24歳くらいのときだったのですが、25歳になるときに、将来のことをもっとちゃんと考えなければと思ったんですね。やりたいことを改めて考えたときに、海外が好きで昔からニューヨークに住みたいって思ってたので、まずは英語を話せなければいけないだろうなと思って。でもきっと、英語だけでは生きていけないだろうから、もう一つ手に職をつけたいなと思っていたんです。そんなときに英語もプログラミングも学べるというNexSeed主催のプログラムの募集投稿が目に入って、「これは運命だ!」と思って応募したんです(笑)。

画像8

ミス・ユニバース出場時のお写真

ーーそうだったんですね…!どうして"エンジニア"という道を選んだのでしょうか?

親がもともとエンジニアだったんです。なのであまり遠いものだとは思っていなくて、身近な職業でした。親ができるなら、私にもできるだろうという考えもありましたね(笑)。

セブ島にIT留学。最初の頃は毎日泣いていた。

ーーセブ島での学習生活はどうでしたか?

最初の頃は毎日泣いてました。私、セブ島のアジア感があまり合わなくて…。加えて当時のエンジニアクラスの中では女子が私だけだったんです。コミュニケーションも難しくて、ストレスがすごくて。極めつけに、1ヶ月過ぎた頃に、食べたものにあたって入院したんです!さすがに「もう無理かもしれない」と思いました。

画像2

入院したときのバッチメイトが撮った写真。顔が青白いですね…

ーーなんと…!その後は…?

その時期が自分の誕生日に近くて、誕生日当日にフィリピン人の先生たちやNexSeedのスタッフさんが盛大に祝ってくれたんです。それがとっても嬉しかった。それから、親が「ギリギリまで頑張ってみて、ダメだったら帰っておいで」と言ってくれたんですね。そのときに、「これで最後だ」と腹決めをして学習を続けました。

その後すぐに、一番最初の課題として提示されて授業内で自作したカメラアプリが、バッチメイト(※クラスメイト)と比べても多くダウンロードされたんです。このときから、プログラミングするのが楽しいなと思い始めました。


ーー留学してよかったことはどんなところでしょうか?

身の回りの娯楽がなくて、勉強する時間を取る環境に強制的に身を置かれたのがよかったですね。1日10時間以上勉強していました。なにもないからこそ、こもって打ち込めるというのはとても良い経験でした。

画像3

セブ島留学時の写真。先生たちとは今でも仲良しだそう。

セブ島での勉強量が、実務でも成長を後押ししてくれた。

ーー留学された後のキャリアについて教えてください。

その後はIT企業に入社して、サーバーサイドエンジニアとしてエンジニアのキャリアをスタートしました。まずは社内の業務関連サービスを手掛けて、その後に同じバッチメイトでアプリを作りました。


ーー留学と、実務の違いをどんなところに感じましたか?

学習中は、決められたレールがあって、そこに沿ってやっていけばよかったのですが、実践では想像していなかったことがたくさん起こります。それでも開発を続けていかなければならなかったので、一筋縄には行かなかったですね。「こう習ったけれど、応用を効かせないといけない」という場面に多く遭遇しました。

画像7

卒業後に勤めた会社では表彰もされたそうです!すごい。


ーーそれをどう乗り越えましたか?

社内に先輩エンジニアのようなアドバイスをくれる人がいたので、上手く頼りました。加えて、話し合いながらサービスを作ることで、わからないことがわかったり、新しい知見も生まれることがありました。

私とディレクターの2人だけで開発したサービスがあったのですが、エンジニアが私ひとりだったので全然うまく行かないし、なかなか頼れないし、もどかしいような経験もしましたね。それでも自分が作ったサービスは自分に評価が帰ってくるので、負けず嫌いを発揮して、最後まで作り上げました。ユーザーが増えていくにつれて、ひとつのミスでもかなり大きなダメージがあるので、緊張感がありました。授業でサービスを作っているのとは違うなと思いましたね。

最終的にどうしても解決できないことは社内のエンジニアに相談できたというところも、エンジニアとしての成長にとっては大きかったです。壁にぶつかったときも、「セブ島での勉強量に比べたらこんなのへっちゃらだ」と思えたことも自分を大きく成長させてくれたと思います。


PCひとつで仕事ができる。場所も、性別も関係ない世界。それがエンジニアリング。

ーーエンジニアという仕事の魅力を教えて下さい。

今は、美容系のサービスを作っているのですが、SNSで検索すると評判がすぐにわかるんですよね。ユーザーの喜びの声を直に聞くことができるというのは、エンジニアとしてとても励みになりますし、サービスを褒めていただくお声にとても救われています。

それから、「PC1台で仕事ができる」というのがいいなと思っています。こういう状況になりましたが、エンジニアという職種だったからこそ、むしろオンラインに移行する動きが加速され、仕事が増えました。周りでは仕事がなくなるという不安な声もきかれましたが、私は仕事に困るという感覚は全くなくて。それもエンジニアという職業の魅力だなと思っています。

ーー「女性」という観点から、現在のお仕事をどう見ていますか?

結婚や出産という環境の変化があっても、仕事ができるというのがまず大きいと思います。私の周りでも、子育てをしながら時間を見つけて開発しているエンジニアがいます。結婚して、子供が生まれても働きやすい職種ですよね。私の母親も子育てをしながらエンジニアをしていたので、そういう働き方にイメージがつきやすいですね。女性こそプログラミングを学ぶということにトライしてみてほしいです。

iOS の画像 (22)


ーー講師というお仕事の魅力はどこにありますか?

私自身も、「プログラミングがわからない!」とつらく思っていた時期の感覚を今でも覚えています。その感覚を知っているからこそ、生徒さんが「できた!わかった!」となる瞬間を身近で見ているのがとても楽しいです。私も、同じだったなぁと思って(笑)。

昔、芸能関係のお仕事をしていたときは、自分自身で仕事を手に入れることができないことを悔しく思っていましたが、今は多くの仕事の依頼をいただくことができて、可能性が広がっていくなと感じています。私の地元の友人のなかには、「自分に何ができるんだろうか」と悩んでいる人もいるのですが、そんな風に考えている人にこそ「思っているほど難しくないから、プログラミングをやってみてほしい」と強く思います。より多くの人に、エンジニアリングの可能性を感じてほしいなと思っています。

ーー最後に、これからエンジニアを目指す人へのエールをお願いします。

最初はとっつきにくく思ったり、わからないことがたくさんあると思います。私も最初はそうだったのですが、やり始めてみて、あるタイミングでぱっと楽しい!と思えるタイミングが来るんですよね。そのタイミングまで頑張ってみてほしい。私もそれを乗り越えて、今はPC1台で、自分の手で、いろんなものが作れているんですよね。これ、とても楽しいですよ。そんな経験をしてほしいなと思っています。

画像6

----------

 村田さんが講師を手掛ける「Seed Tech Online」の詳細は、公式のLINE@で知ることができます。エンジニアとしてのキャリアや働き方を考える無料ウェビナーも定期的に開催しています!

▼LINE@お友だち追加はこちらのリンクから▼

https://landing.lineml.jp/r/1638679644-4O1W9WP9?lp=5lqDDG

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?