米国大使館「モスクワで過激派によるテロが差し迫っている⁉︎」ロシアに渡航中の米国民に「直ちに出国」勧告!
昨夜、米国のバイデン大統領による「一般教書演説」がありました。冒頭はかなり高いトーンで飛ばしたバイデン氏ですが、終盤になると何やら奇妙でおかしな発言もありました。
自国の大統領が高齢過ぎて言葉もおぼつかない状況を不思議に思わないアメリカ国民が、まだ大勢いること自体に戦慄を覚える今日この頃です。
そうした中、今日アメリカ国務省は、ロシアに滞在中のアメリカ国民に対して、「イスラム過激派が、モスクワで大規模な集会を標的としたテロを計画しており、それが差し迫っている」との警告を発しました。
ロシアへ渡航中のアメリカ国民は、今後48時間の間、コンサートなど人の集まる場所には決して近づかないよう注意勧告がなされています。
在ロ米国大使館は、「具体的にどのような脅威を指しているのか、また誰が背後にいるのか?」については明言しませんでした。
在ロシア英国大使館も、米国が出した勧告と同様に、自国民に注意を促しています。
昨日3/7にはロシア連邦保安庁(FSB)が、モスクワにあるユダヤ教の教会(シナゴーグ)を標的に、イスラム
国(ISIS)によるテロ攻撃を阻止したと発表しました。
ロシア国営「タス通信」は、ロシア連邦保安庁(FSB)の諜報員が、攻撃を計画していた「イスラム教過激派」を殺害したと伝えています。
この事件が、米国の今回の警告と関係があるかどうかは、未だ不明だそうです。
アメリカ政府は現在、ロシアへの渡航を検討しているアメリカ国民に対し、「レベル4」の渡航警告を発出しています。
レベル4「渡航するな」というこの警告は、現地のアメリカ大使館が、アメリカ国民を支援できる範囲が限られていることから、予測不可能な結果が生じる可能性があるためだということです。
アメリカ国民が、”ロシア政府の治安当局による嫌がらせや、米国市民が拘束される可能性 "も高まっているとの情報もあり、
これらを総合的に鑑みて、アメリカ国務省は「ロシアに渡航または居住しているアメリカ国民は”直ちに出国”せよ」と、アメリカ大使館を通じて呼びかけています。
特に、首都モスクワに在住するアメリカ人に対し、「人混みを避けるように」と警告するなど「テロ警戒警報」を発出しています。
大使館によると、ロシアの首都モスクワで、イスラム過激派によるテロが差し迫っており、コンサートや、大規模な人々の集会や人混みなどを避けるよう、繰り返し、警報を発しています。
米国、英国の大使館が相次いで、テロ警戒警報を発令し、自国民の退避を呼びかけるということは、同盟国の日本人も同じように危険があると言えます。
ロシア、特にモスクワに滞在している日本人の方は、今週末は念のためお気をつけください。
米国大使館は、米国民に対し「周囲の状況をよく注意すること」「地元メディアの最新のニュースをよく聞くこと」が重要だということです。
助けが必要な時など、緊急時には、大使館に電話してくださいとのことです。
また、現地の報道によると、
ロシア連邦保安庁(FSB)は、「モスクワの南西90マイルに位置するカルーガで、ユダヤ教の宗教施設に対するテロ攻撃を計画していたIS(イスラム
国)の下部組織である“ウィラヤト・ホラサン”を阻止したとの声明を出しているということです。
声明では、FSBがイスラム過激派グループを監視していたところ、過激派が逮捕に抵抗したため、「銃撃戦」に至ったことにも言及しています。
これに先立って、アメリカ大使館は、今週月曜日に、アメリカの「教育・交流団体」を 、クレムリンが“望ましくない "と非難したことに抗議する声明を発出したばかりだったと言うことです。
今回の「テロ警戒警報」は、バイデン氏の一般教書演説の直後だったこともあり、軍事的な対立が一層際立つものとなりました。
ワシントンDC周辺では、ドゥームズデイ(終末の日)の航空機が飛んでいる⁉︎ との情報も駆け巡り、週末に向けて一気にキナ臭さを増しているように思います。
個人的な印象ですが、NY市で「核攻撃」想定した「避難警報」が、ある日突然TVで流れた時と良く似ていると感じまして。
ここニューヨークでは、治安の急速な悪化から、地下鉄の駅に州兵が配置されました。
地下鉄の車掌や乗客らが、不法移民によって襲撃される事件も多発しており、NY市民の間でも不安が広がっています。
このように、ある日突然、日常の景色が変わってしまうことを実感した次第です。
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