頭は歳を取らない
年齢を重ねると物覚えが悪くなって、何か新しいことを始めるのに不利ってよく言う。若い子は頭が柔らかいからどんどん吸収できるけれど、歳をとるとなかなかそうはいかない。だから今さら英語なんて遅いんじゃないか。この歳になってできるんだろうか。
なんて思ったりする。
でも「歳を取ったら新しいことを覚えにくくなる」というのはウソで、実は脳は何歳でも鍛えることができる。むしろ若い頃より物覚えが良くなることだってできる。
じゃあなぜ歳を取ると物覚えが悪いと感じるようになるのか。それは新しいことをする機会が減るからだ。
10代の頃は、毎日新しいことの連続だ。学校で新しい数学の公式を学び、英単語を学ぶ。脳が新しいことを学ぶことに慣れているのでどんどん吸収していける。
でも大学を卒業し、社会人になり、初めの頃は新しい仕事を覚えるのに必死になるけれど、いずれ慣れていつも同じようなことを繰り返すようになる。本を読んで新しい知識を身につけたり、習い事をするなどして自ら新しい知識に自分を触れさせていない限り、脳はどんどん新しいことを吸収することから遠ざかり、結果「物覚えが悪い」「若い頃のようにはいかない」と勘違いしてしまう。
でもさっきも言ったとおり、脳は年齢を重ねてからでも鍛えればどんどん新しいことを吸収することができる。最初のうちは慣れるまでちょっとしんどいかもしれないけど、脳に負荷をかけてしばらくの間踏ん張って勉強していれば、また若い頃のような、もしくはそれ以上の記憶力が取り戻せる。
10、20代のみなさんは、このまま学び続けよう。新し知識がわたしたちを新たな世界に連れて行ってくれる。実際にわたしも以前のように本を買いあさって勉強するようになってから、どんどん人生が楽しくなってきた。
30代以降のわたしたち世代は少し慣れるまでに時間がかかるかもしれないが、好奇心の赴くままに、新しいことや気になってたけどずっとやらずにいたことを始めよう。断言するけれど、それを始めたら人生がもっと楽しくなる。そして芋づる式に楽しいことがどんどん集まってくる。
わたしの場合はずっと気になってたYouTubeを始めたことで、もっとみんなに役に立つ知識をシェアしたいと思い勉強するようになり、学ぶことが楽しくなった。新しいプロジェクトを立ち上げ一緒に勉強する仲間を集め、それをYouTubeでシェアして誰かの役に立つ。それにいつもインスタライブに来てくれるファンの方々もできた。
いくつになっても新しいことを始めていい。
わたしたちはいつでも進化できる。
やりたいこと、やろう。
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