わたしたちはもっと楽しみながら働いていい。リラックスとハードワークが並行する街、ニューヨーク。
ニューヨークで会社を経営する人と話をしていたときのこと。
最近どう?という質問に、I just relaxing and working hardという答えが返ってきた。
relaxing and working hard
この一文に、彼らの働き方がすべてが詰まっている。
ニューヨーカーは息抜き上手だ。どうしたら自分がリラックスできるのかをとてもよくわかっている。
わたしがニューヨークで大好きな場所のひとつに、ブライアントパークという公園がある。
マンハッタンの中心にあるこの公園では、たくさんのビジネスマンが太陽の光を浴びながらランチを食べたり、友人たちとの会話を楽しんでいる姿を目にする。
ピシッとしたスーツに身を包んでいるが、彼らはとてもリラックスした表情をしている。
彼らは忙しい中でもランチの時間は外へ出て、太陽の下でご飯を食べリフレッシュするのだ。中には芝生に座り、ゆったりとした時間を楽しむビジネスマンもいる。
昼時だけでなく、彼らは仕事が始まる前の時間を利用して、公園でヨガやエクササイズを楽しんだりもする。
あまり行動派ではないわたしからしたらとんでもないことに思えるが、彼らはそうやって朝から活動することで、生き生きとその日の仕事に取り組めるようだ。
…
ニューヨーカーのオフィスに遊びに行ったときも同じように感じた。
本格的なエスプレッソマシンがあったり、自分のスペースに家族の写真を飾ったり、お気に入りの音楽を流しながら仕事をしたり。
自分が心地よく働ける工夫がいたるところ見て取れた。
彼らは本当に自分がリラックスできる環境をつくることがうまい。うまいというか、リラックスがなければハードに仕事をこなすことなどできないと考えているのかもしれない。
リラックスとハードワーク。これが並行するのがニューヨークなのだ。
リラックスがあってこそ、ハードに働ける。だから彼らは忙しい中でも、余裕があるのかもしれない。
わたしたち日本人は、ついつい働くことばかりに頭がいってしまい、息抜きを忘れがちだ。
仕事は一生懸命するものであり、音楽を聴きながら働く、なんて聞いたら顔をしかめる人がいる職場で働く人も、まだまだ今の日本には少なくないのではないだろうか。
ニューヨーカーはわたしたちに「もっと楽しんで働きなよ」と教えてくれている。
リラックスとハードワーク。このバランスが楽しく生きるために必要なのかもしれない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?